「院内でうつったと考えられる」。15日午後、県庁で会見した仁坂知事は苦々しい表情でこう話した。

 14日までに感染が確認された男性医師と入院患者の70代男性については、男性医師が体調を崩して病院を休んだ後に70代男性が受診していたことから、「院内感染の認識はない」と強調していた仁坂知事。

 しかし、15日になって別の50代男性医師▽別の男性医師の妻で50代女性▽入院患者の60代男性−の3人の感染が新たに判明。感染した2人の医師は外科で同じフロアで勤務していた。この日の会見では「(医師2人は)濃厚接触者。少なくとも同僚にうつっていることは事実」と説明。60代男性は1月31日に病院を訪れた際、最初に感染が判明した男性医師の問診を受け、その後外科病棟に入院したことなどから、「(病院内で)うつった可能性は強い」とも言及した。

 会見では院内感染の恐れは別の病院でもあることが明らかになった。

 最初に判明した男性医師が、当初「自宅で療養」としていた今月6日に、県外の病院で勤務していたのだ。ただ、県は勤務先の病院名については公表していない。

 一方、大阪府は15日、この男性医師が同府泉南市の新泉南病院で週1回、非常勤で勤務していたと発表、病院側が男性医師と接触した病院スタッフ5人を、最後に接触した日から2週間にわたり出勤停止としたことを明らかにした。

 府によると、この5人に加え、男性医師と接触した来院者7人について健康調査を実施。これまでに発熱やせきなどの症状はでていないという。

 仁坂知事は「有田病院の医師や看護師を優先的に調べる」とした上で、「感染が確認された場合は、専門病院で病床を確保し、拡大防止に努めたい」と述べた。

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和歌山県と大阪府、二人の知事の危機感の違いがよくわかります。

最初に新型コロナに感染した和歌山県の医師は体調を崩した後も県外の病院に勤務していたことが判明しました。

和歌山県知事はその病院名を伏せましたが、大阪府知事は病院名を明らかにしています。

明らかにしなければ、万が一大阪府の病院の患者に感染した症状が出ても速やかに受診しない可能性もあります。

今回の新型肺炎を巡っては隠蔽する事が多いですが、これも行き過ぎた個人情報保護の考えでしょう。

 

当初からこの医師の中国との接点がなく、感染経路が不明でしたが、

週一での関西空港近くの病院勤務が感染経路が見えてきました。

まだ検証結果が不明ですから、何とも言えませんが一つの予想としてこの病院が関係しているのではと思います。

該当の新泉南病院の内科では中国語での対応が可能との案内があります。

 ※中国語での診察が可能です。(火曜日・木曜日・金曜日 午前 担当医師:劉)

https://saiseikaisennan.jp/hospital/taisei.html

この事から、中国人の受診者が多い事ようです。

 

週一とは言え、中国人の患者が多い病院勤務ですから、医師なら新型肺炎を疑うべきところ、

症状を出てからの行動を見ると、軽率だったのではないかと思います。

現に二つの病院で院内感染があるのですから、大いに反省してもらいたいですし、

日本全国の医療現場の関係者はいつ新型コロナウイルス感染者が受診するかわからないと

それなりの覚悟と対応をしてもらいたいです。

私たち国民の日々の衛生管理の必要性と共に、医療現場の人達には常に対応できる体制を整え、これ以上感染が広がらない様に努力してもらいたいです。