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緊急事態宣言が延長され、巣ごもりの日が続きそうな雲行きとなってきました。やはり高齢者は感染が心配でなので自宅で大人しくしているしかしょうがないですね。とは言っても、漫然と過ごすのでは面白くなく、新しくチャレンジできるテーマを探すことにしました。それは「ポルトガルワインを試す」というもの。何をいまさら思われるかもしれませんが、実は鎌倉の大町にあるポルトガル商品専門店で産地別のワインカタログをいただきました。輸入しているポルトガルワインの産地(地方)は7か所で、カタログに載っている銘柄も全部で60本くらい。そして価格も2000円以下のものが多く、中心価格帯は1500円程度。値段が安くても素性の分からないワインは躊躇しますが、生産者も紹介されており、これなら年金生活者も楽しめると考えた訳です。今回は初回。まずはポルトガル国から勉強することにしました。イベリア半島のあるポルトガルはまだ行ったことがない未知の国です。
さてポルトガル国。外務省の資料によれば、国土は日本の約4分の1の91,985㎢。北海道(83,450㎢)より少し大きいくらいです。人口は約1,029万人。しかしポルトガル語を公用語とする世界人口は2億5000万人います。そのうち1億9400万人はブラジルですけど。ポルトガル王国が出来たのは1143年。日本では平安時代末。源頼朝が生まれたのが1147年ですからほぼ同年代です。日本との関係ではポルトガル人がはじめて種子島に到着したのが1543年。そのあとフランシスコ・ザビエルが布教のため日本にきています。ユーラシア大陸の西の端で列強に押されて大西洋に落ちて消えても不思議でない小国ですがなんとも逞しい国です。言語にしても、隣のスペイン語と同じ仲間なのにポルトガル語として独立して存在している。よく飲み込まれなかったものだと不思議に思い、この国をもっと知りたいと思いました。ただ動機は不純でワインを飲むための口実だけです。
このシリーズは次回から産地(地方)別のワインの飲み比べとなります。手頃な価格のワインを飲んでその国のカタチを妄想する。このコロナ禍にあって大変慎ましい楽しみを見つけたものだと・・・いまからワクワクしています。写真はポルトガルではなくフランスのランス郊外の葡萄畑です。
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