木村忠啓の大江戸百花繚乱

スポーツ時代小説を中心に書いている木村忠啓のブログです。

火事場泥棒

2011年03月29日 | 日常雑感
「家族を守るため、被災した今こそ自分で稼げる力が必要です」
とのメールが入った。
いわゆる成功プログラムの販売である。ネットで調べてみると、2万円の教材である。
月間1000万円稼ぐだとか、年間何億円収入だとか、夢のようなネットビジネスのことが書いてある。
はっきりと言って、腹立たしい。
スパムメールのようなこの手の広告メールは今に始まった訳ではないが、震災をネタにして、イカサマ商売をするのは、火事場泥棒と同じである。
この手のプログラムによって成功した人も皆無ではないのだろう。
だが、宝くじ以下の確率なのは間違いない。
このプログラムで成功するのは、限りなくゼロに近いが、完全に0%とは言い切れないから、詐欺ではないと言うのだろう。
それであれば、宝くじを買ったほうがよほどましだ。
このプログラムを買う人がいると、一番得をするのは販売者であり、一種のネズミ講であるのは明確だ。
乾電池が品薄になると聞くやいなや?買い占めして、ネットオークションで転売する輩もいると言う。こういった人は、そこで儲けた金を何に使うのだろう。
「悪銭身に付かず」
楽をして儲けた金は結局は身に付かない。
盗むようにして得た金も同じである。
火急の場に臨んだとき、人間性が出る。
心の寒くような話には、近づきたくないと思う。

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