道。
松井正道氏にぴったりの言葉だと思う。
先日、栄ミナミ音楽祭に出演されたので、聴きに行く。
NHKのオンエアバトルで「三叉路」のリードボーカルとして松井氏が現れたときは、衝撃的で今でもはっきりと覚えている。
長身痩躯に下駄ばき、Gパン。
コンセプトは昭和のフォークで、「神田川」のような貧乏だけど幸せ的な歌を歌っていた。
もうそれから10年が経った。
10年ひと昔と言う。
10年の間にホップステップした人、没落した人、現状維持の人。
松井氏は紆余曲折の10年だったのではないだろうか。
歩いてきた道が、その人そのものとなる。
平坦な道だけしか歩いて来なかった人には見えない景色がある。
2013年3月19日、ソロアルバム「道~trace」をリリース。
現在の松井氏が考えていることがストレートに伝わってくる。
真面目で繊細で、時には考え込んでしまいそうな松井氏の息遣いが聞こえるようなアルバムだ。
今改めて「三叉路」を聴いてみると、メロディやハーモニーの綺麗さは際立っているが、詞の内容はフィクションだなあ、と思う。
今回のアルバムには、現在の松井氏が考えている正直な「今の気持ち」がぎっしりと詰まっている。
少しくたびれた中年男性が実家に帰って子供のころのグローブを見付け昔の夢を思い出すといった「ぺちゃんこのグローブ」、東京での暮らしに疲れたとき、故郷を想って創ったという「長良川」など、齢を重ねないと書けない内容だ。
「願っていればいつか夢は叶う」だとか、若者の歌う歌はリポビタンDを飲んだときのように、聴いた瞬間は気持ちよくなるけど、中高年は世の中がそんなに甘くないことを知っている。
「常なる日々だけど」の中のワンフレーズはストレートに響く。
響く踏切 束なる足音 せかすように先を急ぐように
決められたレールとルールで比べあうよりも
創る人でありたい (常なる日々だけど)
世の中は叶う夢よりも叶わない夢のほうが多いけれど、確かなことはただひとつ。
チャレンジしていかなければ、夢は絶対に叶わないということ。
松井氏の音楽は、堅いサキイカのようだ。
サキイカは見かけは柔らかそうだ。
柔らかいと思って食べると、堅くて「何だ、これは」と思う。
それでも噛んでいると、何とも言えない味わいが出てくる。
いい道具が使えば使うほどなじんでくるように、このアルバムは聴けば聴くほど、共感する部分が多く感じられるようになった。
綾小路きみまろではないが、特に中高年の皆さま。
一日の終わりに、酒でも飲みながら、人生に思いをはせるとき、松井正道氏の「道」は絶好の音楽となります。
もちろん、酒が入らなくてもいいのだけれども、酒呑みの自分にはそんな聴き方がオススメです。
松井正道オフィシャルホームページ
ここにある幸せ youtube (結婚式の定番ソングになってもいい名曲)
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松井正道氏にぴったりの言葉だと思う。
先日、栄ミナミ音楽祭に出演されたので、聴きに行く。
NHKのオンエアバトルで「三叉路」のリードボーカルとして松井氏が現れたときは、衝撃的で今でもはっきりと覚えている。
長身痩躯に下駄ばき、Gパン。
コンセプトは昭和のフォークで、「神田川」のような貧乏だけど幸せ的な歌を歌っていた。
もうそれから10年が経った。
10年ひと昔と言う。
10年の間にホップステップした人、没落した人、現状維持の人。
松井氏は紆余曲折の10年だったのではないだろうか。
歩いてきた道が、その人そのものとなる。
平坦な道だけしか歩いて来なかった人には見えない景色がある。
2013年3月19日、ソロアルバム「道~trace」をリリース。
現在の松井氏が考えていることがストレートに伝わってくる。
真面目で繊細で、時には考え込んでしまいそうな松井氏の息遣いが聞こえるようなアルバムだ。
今改めて「三叉路」を聴いてみると、メロディやハーモニーの綺麗さは際立っているが、詞の内容はフィクションだなあ、と思う。
今回のアルバムには、現在の松井氏が考えている正直な「今の気持ち」がぎっしりと詰まっている。
少しくたびれた中年男性が実家に帰って子供のころのグローブを見付け昔の夢を思い出すといった「ぺちゃんこのグローブ」、東京での暮らしに疲れたとき、故郷を想って創ったという「長良川」など、齢を重ねないと書けない内容だ。
「願っていればいつか夢は叶う」だとか、若者の歌う歌はリポビタンDを飲んだときのように、聴いた瞬間は気持ちよくなるけど、中高年は世の中がそんなに甘くないことを知っている。
「常なる日々だけど」の中のワンフレーズはストレートに響く。
響く踏切 束なる足音 せかすように先を急ぐように
決められたレールとルールで比べあうよりも
創る人でありたい (常なる日々だけど)
世の中は叶う夢よりも叶わない夢のほうが多いけれど、確かなことはただひとつ。
チャレンジしていかなければ、夢は絶対に叶わないということ。
松井氏の音楽は、堅いサキイカのようだ。
サキイカは見かけは柔らかそうだ。
柔らかいと思って食べると、堅くて「何だ、これは」と思う。
それでも噛んでいると、何とも言えない味わいが出てくる。
いい道具が使えば使うほどなじんでくるように、このアルバムは聴けば聴くほど、共感する部分が多く感じられるようになった。
綾小路きみまろではないが、特に中高年の皆さま。
一日の終わりに、酒でも飲みながら、人生に思いをはせるとき、松井正道氏の「道」は絶好の音楽となります。
もちろん、酒が入らなくてもいいのだけれども、酒呑みの自分にはそんな聴き方がオススメです。
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