カレイの尾ひれ（５）ひれ中央部分の偏光顕微鏡写真

　カレイの鰭条（きじょう）の中央部分の偏光顕微鏡写真です。前回と同じ条件で撮影しています。竹にそっくりの構造が見えます。竹の節に相当する部分はおそらく蛋白質成分が多く，柔軟な領域です。この点，竹の節とは逆です。
　節と節の間の領域では空青色の細長い構造物が長さ方向に配向してます。このような領域では鰭条の長さ方向にきれいに高分子鎖が配向しており，引張りに強い構造です。以上の結果は，鰭条では，強くて硬い領域が柔軟な領域（節）で交互につながっていることを示しています。
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