生物の形-ポリ亭のマクロ・顕微鏡写真-

 身近な動植物のマクロ写真や顕微鏡を用いて撮るミクロ写真を載せていきます。「生物の形」を気楽に楽しんでいきたいものです。

カレイの胸ひれ(2)ひれの根元付近(A領域)

2007-04-25 22:49:30 | Weblog
 カレイのひれが生えている根元付近(A領域)の通常光で撮影した微鏡写真です。数本のひれが放射状に生えています。偏光顕微鏡写真ではひれの骨格となっているキチン質は強い複屈折を示すので,構成成分であるタンパク質分子鎖が高度に配向していると考えられます。ひれとひれを繋いでいたタンパク質が少し残っています。この部分は偏光子と検光子が直交した状態では暗黒になり,特異な高次構造は光学顕微鏡写真では見えません。
キーワード:キチン 偏光顕微鏡 
ミクロラボ Π(パイ) ポリ亭 参照:”高分子-ミクロの世界-”(Yahoo!ブログ)

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