季節列車の「SL冬の湿原号」
古い車体の上SLを動かせる機関手もいなくて、退職した方の中から経験者を探し出し教育訓練と車体の整備をしてやっと動かせるようになったと聞いた。
車体を労り1月下旬から2月末までの土日を主体とした限定運航だ。
経費を考えると全席指定で片道2130円は高いとは思えないし、レトロな座席は人気でほぼ満席となる。
「いつまで車体がもつかわからないのだから、頑張って撮りに行きなさい」とマイフレさんに尻を叩かれ、今日もカメラを抱えてマイナスの凍える世界へ。
例年、30分前に行けば余地がある一番人気の鉄橋脇のPは1時間半前なのに既に溢れていた。
仕方が無いので、その先にある踏切へ。
ここもベストポイントだが、カメラマンの姿は無く良い場所を確保できた。
30分程前になると少しずつ人が増えて場所探しが始まる。
中には雪山からカメラを抱えて転げ落ちる人もいた。
私も場所を確保し続ける為に足踏みをしながら寒さと戦う。
定刻にやってきたSLを前方から捉えた後、車で追いかけることにした。
運悪く赤信号に遭遇しなければSLが東釧路駅で停車している間に追い越せるはずだ。
同じ事を考えている人が沢山いて、道路は一時的に車が増えロードレース状態。
何とか無事に遠矢駅へ先着。
跨線橋の上には、見たことも無いような大勢の人。
跨線橋が落ちないか心配になる程だ。
沢山並んでいるカメラマンを認めた機関手が煙をサービスしてくれたようで皆大喜び。
しかし、さらにSLを追いかける人は跨線橋を駆け下り、車で峠を越えて後を追う。
私は・・・・・悩んだけれど、ここで終了。