先日、我家の前の道が拡張されることになり、私の土地も少し削られる事になった。元々、この道は巾3メートル程の舗装などされていない農道であった。私が初めて、この土地を見つけた時には、雨が降るとぬかるんで、4輪駆動車で無いと入ってこれない道であった。当初は私も四駆のトラックを買い込み、建築資材を運び込んだものだ。
この地に家を建て10年ほどすると、「何時までも農道ではいけない!もしもの時に救急車も入れないのではダメだ!」という事で、町道にしてもらった。この時は、「生コンは町で出すが、人手は地元の集落から」と、この道を使う村の人たちが総出で巾4メートルのコンクリート道にした。
そうこうする内に、私の家の前に修道院が出来、人の行き来が多くなってきた。時たま、あんな凸凹で狭い道に観光バスまで入ってくる。
今回はもう少し道を広げてアスファルト舗装され、両脇には側溝も付く、本格的な道路にする為の工事だ。
私としては、便利になることはありがたいが、便利になりすぎて、回りの環境が変わってしまう事には抵抗もある。複雑な気持ちである。