高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

佐志生工芸村 来福堂 1

2008年12月22日 11時41分05秒 | 職人仲間

大分県臼杵市の佐志生工芸村 「来福堂」に行ってきた。先日のミラノメンバーの一人、毛利達男氏が経営する会社である。今年の5月に新社屋を建てて、オープンしたばかりだ。オープニングレセプションには、私は出張中で参加できなかったため、初めての訪問である。

1221_0021別府市から 車で1時間、大分市内を抜けて、坂ノ市、佐賀関、そして臼杵市内に入る。県道を走っていると佐志生の家並みが見える所に、突如、プラネタリュウムの様な建物が目に入ってくる。驚くほど大きな建物である。

1221_0051 古民家から移築した格子戸の玄関。「にじり戸」を意識しているのか?小さな入り口を跨ぐようにして入っていく。外から見るとコンクリートの打ちっぱなしの、現代建築だが、中に入ると古民家を思わせる落ち着いた雰囲気になる。

広々とした空間を贅沢に使った作業場だ。この日は音楽会の為、スポットや照明がまぶしく、「何処かのクラブだ。」と言っても可笑しくない雰囲気になっている。

建坪70坪、10台ほどのパソコンがあちらこちらに置かれ、デザインから製作、発送と全体が一つの大きな部屋で簡潔するように出来ている。20台の若いスタッフばかりで、活気がある素晴らしい作業場だ。

1221_0241 印象的だったのは、あちらこちらにぶら下がっている洗濯挟みだ。商品の原画が乾くまで、ぶら下げる為なのだろうが?それが、全体の中のアクセントとして、とても目を引いた。

展示室や作業場、発送場など何処を見ても「凄い!」唸るばかりである。              つづく

竹工房オンセ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする