先日、地元の大分合同新聞で別府竹細工に関わる記事が、全面を使って特集されていた。
嬉しい事に、その中の半分くらいのスペースを使って、ミラノチームの油布さんと、大橋君が載っていた。
「荒物の篭」を作らせては、日本一の油布さん。白物のクラフト製品を丁寧に作り続ける大橋君。
室町時代の湯治客が持つ、湯篭が起源とされる別府竹細工。歴史は500年以上続くことになる。昔は、日本の輸出品目の花形として、多くの職人が制作に励んでいた。しかし、時代の移り変わりと供に生産品目が変わり、実用品は人件費の安い中国・東南アジアへ生産シフトが移り、また、生活様式の変化から、実際に竹細工を使う生活事体が減ってきてしまった。
そんな中、ある者は高額な一品物に、ある者は少量ではあるが、価値を認めてくれるお客様にダイレクトに、大量生産できる業種では無いので、如何に各々に合った販路を見つけて行くかが、生き残って行く鍵になる。
伝統工芸の技術は、一度途絶えてしまうと再現することは非常に難しく、消滅することにもなりかねない。500年以上続いているこの技術の伝承は、毎日、仕事として手を動かす事からしか伝わって行かない。その為には、時代に指示される作品作りと、ちゃんと作品の良さを伝える事の出来る販路を作って行かなれば為らない。
このブログの応援をこめて、下のバナーを押して下さい!
にほんブログ村
ワンクリックありがとうございました。