高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

岩田学園 APUコース

2011年06月02日 09時10分36秒 | 竹細工

次男坊シンラが行っている「岩田学園」から、竹細工の教室?体験学習?を出来ないか・・・・と、問い合わせが来た。
岩田学園の中の「APUコース」の生徒に教えて欲しいと、云うことだった。

「APUコース」とは、別府市に「立命館アジア太平洋大学」と云う大学がある。
名前から想像できるように、生徒の半分以上が留学生と云う、珍しい大学である。其処と提携した、立命館アジア太平洋大学に進学する専門コースとして、作られたコースだ。

高校1年生と2年生の約30人に、「日本の文化に触れよう」と云う内容の授業である。

「小難しい話をするより、実際に体験してもらうことの方が、感じることが多いだろう。」と、竹篭製作の教室を開催する事になった。

62_001a 最初に簡単な自己紹介をさせて頂き、直ぐ「花篭」製作に取り掛かった。
初めて、竹ヒゴを触る生徒達にとっては、何もかもが?興味津々である。
先ず最初に、竹ヒゴの「皮」と「身竹」を説明するのだが、私が「皮と身」と云うのだが、生徒は「ツル」と「ザラ」ですね?と云う。
「そうか!生徒にしてみれば、ツルツルしている方と、ザラザラしている方が、感覚的に判りやすいのだ。」

62_016a 岩田学園の高校1年・2年の生徒達は、実に可愛らしい!誰一人、今風の化粧をしたり、突っ張ったりしたような生徒が居ないのだ。
みんな、素直で真面目な生徒ばかりなので、かえって驚いた。

慣れない手つきで、一生懸命竹篭を作り始めると、どの生徒も、必死で作っている。
一人、一人の製作する篭が、微妙に表情が違うのが面白いのだ。隣の生徒の形を見て、笑ったり、羨ましがったり・・・・・・

2時間の授業はあっという間に過ぎてしまいました。
先生が「どの授業より、生徒が熱心に嵌っていました。」と嬉しい言葉を頂いた。

頭で覚えたことは、2日~3日すれば、殆ど忘れてしまうが、体験したことは、なかなか忘れない。彼らの記憶の片隅に、ほんの少しでも残ってくれれば、この授業は成功ですな!

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コメント (2)
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