総勢、13名で遣ってきた生徒達、
「彼らに、何を伝えてあげれるのか?」と考えると、
まだ入ったばかりです。竹細工だけが全てではありません。
これからの人生の中の、たった一つの入り口です。頭を柔軟に持って、いろんな選択肢の一つなのだと重々判った上で、竹細工を考えて下さい。
その上で、「竹細工を職業にしてみよう!」と考える人がいれば・・・・・
1、先ず、健康であること
これは、どんな職種の場合でも言える事で、健康が全ての基本です。私のところでも、体を悪くして、志半ばで諦めて行った人も沢山います。生きる上での、最大の幸せは健康であること、
2、初めの3年は、形振り構わずどんな仕事でも、引き受けて遣ってみる事、
昨日のブログでも書いたのだが、没頭して篭作りをした頃の技術は、一生、自分の財産となります。私も学校を卒業して、4~5年くらいに覚えた事が、現在でもどれほど助けてくれることか!
技術を磨くことと平行して、前向きに、営業努力していくことですね。
昔の様に、職人は家に居て、篭さえ作っていれば遣っていける時代ではありません。職人であることは、イコール=経営者であることです。
経営者であれば、当然ピジョンを持ち、算盤をはじけなくては為りません。
「職人はお金のことなんか考えずに、良い物だけを作っていれば良いのだ」なんて事は、大昔のことで、今は、物作りと販路作りと同じくらいの比率で大切な事です。
世の中の、流通が変わってしまい、お客様の望むものが変わって来ているのですから、当然、必要とされるものを作る事が生き残る唯一の方法です。
伝統工芸と云うのは、古いものをそのまま作るのでなく、古くから伝わる優れた技術を応用して、望まれる物を作ることです。
伝統とは、古くから伝わる大切な技術を統率する(纏める)ことである。
3、遣ろうと思っていることは、期限を切って、絶対に遣るという目標設定をすること
人生経験を沢山積んでくると、よく、
「遣ろうと思った事の10分の1くらいしか、出来ないのが人生だ!」なんて言う人もいますが、私は正反対の事を感じてます。
「遣ろうと思った事は、殆ど出来ると思う。出来ないのは、本当に遣ろうと思っていないからだ!」
これは、自分自身に言い聞かせる上でも、そう考えるようにしている。
無理な夢を達成しようと思っているのでは無い。
現状を踏まえて、こう成りたい!と、本当に思っているのなら、殆どの事は達成できるのです。
もちろん、私がビルゲイツの様な億万長者に成りたい!と、思ったとしても、きっとなれません。なぜなら、本当に心底、億万長者に成りたいとは思っていないから・・・
やはり、竹細工を職業と選ぶのであれば、その現実を知り、その中での目標を明確にイメージして遣っていけば、それほど難しいことではなく、目標に向う過程で、関わってくる、いろいろな出来事を楽しむことが出来ると思う。
随分、偉そうな事を書いてしまったが、私自身も、現在目標に向って進んでいる同じ職人としてのアドバイスでした。
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