高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

人生はマジック? 2

2011年06月13日 05時13分02秒 | ブログ

鬼武さんの話を聞いていると、ハッタリとか、気負いが無い。心の中では、強く燃え上がるような意志が、ふつふつと湧き上がっているのだろうが、表面上は、控えめな柔和な表情で話している。

ただ単に、「運がついていた」だけでは済まされない。
ウェブ製作会社を設立し、途中でEコマースの物販に舵を切り、現在は世界をまたに、メーカーとして会社を成長させている。
初年度、年商1700万円が、現在7億6000万、10年目の目標が10億円という、

鬼武さんの所で作っている(作らせている)のが、「マジック桜」これだ。

Msakura_06_2 爆発的に売れている。

何故、作らせていると説明したか?というと、
企画を彼のところで立て、材料や部品をそれぞれのメーカーに、組み立てはまた別のメーカーに、検品も検品メーカーにと、ほぼ世界的な規模でアウトソーシングしていくそうだ。

本人曰く、「ネーミングが良かった!」と、ピンクのブロッコリーでは、これほど売れなかったのだは?

これを日本のイメージの桜と言い切った所が良かった。

「中国人に騙される」とよく聞くが、彼の感覚では、「それは違う」と云う、中国人の商習慣やメンタリティーを理解せず、自分達の商習慣だけを押し付けているからそう思うのであって、彼のところでは、今まで全て商品の前払いをしているが、一度も被害にあった事は無いと云う。

相手国で通訳を雇ったことは無い、中国には中国語の使える自分の所のスタッフを連れて行き、スカイプでの会議では、翻訳ソフトを使って自分で話をするそうだ。彼のそんな姿勢を見て、同じ人間同士なのだからと、信頼関係を築いて行く様だ。

セミナーの講義は
「こうして、此処まで来ました。」で、突然終わった。

講義用に作られたものでなく、ただ淡々と彼の遣ってきた事だけの、発表であるが、これほど、気持ち良く相手の心に響くのは、真実と謙虚で誠実な人柄から出た言葉からだった。

事業をする上で、モチベーションを維持することが難しい、そんな中、鬼武さんの様な経験談を聞くと、随分触発されるものだ。
彼は、まだ30代であった。


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