正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

昔のセイコー航空時計とタグ・ホイヤーの分解掃除です

2015年11月08日 | セイコー
おとといに引き続き昨日はセイコー社の航空時計の分解掃除です。
懐中時計と同じ機械が入っていましたがゼンマイ巻、時間合わせが特殊な構造になっていました。







ベゼルも時間を設定できるようになっていました。













ネジも綺麗に作られていて当時の工業製品の技術としてはかなりいい仕上げになっていました。

ケースから機械を取り出すのにしばらく試行錯誤しました。この時代の時計は竜頭を抜くものと機械を外して巻き芯はケースに残ってしまうものがあります。

この時計はケースに巻き芯が残ってしまうものでケース部分(ベゼルも含めて)を分解して機械を取り出しました。

機械の状態もいい状態の機械でした。
分解掃除、タイミング調整です。

お客様のご希望で、もう2個同じような懐中時計をお持ちいただき、それぞの文字盤と針を交換してケーシングしました。

次はタグホイヤーの分解掃除です。
ブレスの修理と分解掃除を依頼されました。










K様からのお預かりです。
セルシリーズのブレスは年数が経つとカシメが甘くなり外れやすくなってしまいます。
機械はETA社の機械が入っていて、回路の調子も悪く分解掃除、回路交換になりました。

組み上げてしばらく様子を見てみる予定です。


今日はインターナショナルの自動巻きの時計を修理予定です。

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