アロマ婦人物手巻き時計を修理です

昨日は眼鏡のレンズ交換をしたのですが、レンズを外すネジが固着していて外れずリューターでネジの頭を削ってフレームに残っているネジも削る作業をしました。

メッキをしているフレームで熱を加えて錆を落とすことも出来ませんでした


削り出して新しいレンズを入れて完了です。

地味な作業ですが、時間がかかるのと神経を使います。

その途中でフランクミューラーの自動巻きクロノの裏蓋のネジが２か所錆びて折れてっている修理が来ました。





機械も少し錆が出ていました。
ネジが無い分湿気が入ってしまったんだと思います。

















ネジの削り出し作業モードになっていたし工具も揃って出ていたので続いて作業に入りました。

眼鏡のネジに比べると細いネジなのでより集中して作業開始。



　ケースのネジ山を削ってしまうと本当に大変なことになるので、初めの削り出しが０．４㎜のドリルから始めました。
０．５㎜のドリルに変えてもう少し穴を大きくしてそのあとは機械ではなく手で少しずつネジを削っていきました。

２か所とも綺麗に取れて完了です。

疲れました。


分解掃除はアロマというメーカーの婦人物手巻き時計です
動きが悪いとのことでお預かりで急ぎだったので早速分解掃除へ。











FEF6681キャリバー　I様からのお預かりです。

インカブロックのバネが特徴的でした。飛ばさないように気を付けて作業しました。






歯車と歯車の間にテンプが入る面白い構造でした。

洗浄後注油しながら組み上げて今朝も順調に動いてくれています。


今日は昨日出来なかったロレックスの修理をしてから帰る予定です。