昨日のクロノは部品の供給が無いもの凄く緊張する時計の修理でした。
最近本当に部品の出ない時計が増えてきました。
修理するものにとっては変な汗の出る修理が増えてきてなりません。
なんとかならないでしょうか
個人的には精神的、肉体的にやせていいのですが…。
昨日は夕方7時ころからばらし始め、一番緊張する針も無事に外れ、
8時過ぎに一度晩御飯休憩。
実家からお好み焼きを持ってきてもらい30分ほど休憩しました。
オメガシーマスタークロノグラフ。キャリバー3303。Y様からのお預かりです。
今までのクロノと違ってエタの機械ではありませんでした。
フレデリックピケの機械です。
2892の2階建てでもなく、7750でもありません。
部品の値段も高いと聞いていましたので余計に緊張しました。
クロノの機械でココまで薄く綺麗に出来ている機械はそうないと思います。
8時半から修理再開
順番通りに分解し洗浄。
部品を飛ばさないように慎重に修理しました。
注油しながら組み立てていきました。
香箱の中のゼンマイもチェックして四割で掴んで巻き数もチェックしました。
組んで行ってある程度組んでからザラ回しをしました。
なんか変な感触でした。
少し汗が
…。
いくら竜頭を回しても動いたり止まったり。
もう一度バラして香箱をチェック。
香箱芯とゼンマイが引っかかる内端が外れていました。
もう一度改めて組みなおし。
11時30ころには組みあがってまだケーシングをしていない状態でおいています。
今日一日様子を見て明日ケーシングしようと思います。
昨日の修理は長野さんに買ってきてもらった手袋で修理しました。機械も汚さず安心して修理できました。
今日も気合入れてがんばります。