第2日目 7月16日
太郎平から雲の平を通り高天原で露天風呂に入る
写真は雲の平山荘から見た水晶岳(2,986m)
5:30雲の平を目指して。
7/16はTakの誕生日だけあって、朝から晴天に恵まれました。今日は憧れの雲の平に行き、天空の楽園を味わった後、高天原という、これまた素敵な場所に移動、このためだけにやってくる人もいる露天風呂に入るという行程です。
昨日の沢下りがこたえたか、はたまた久方ぶりの重い荷物がこたえたか、天気は良いのに体が重い。そのせいか、下の木道で3回尻もちをつき、悪いことに左手首を捻り痛めたようです。しかし、そこは良い天気に後押しされて、慎重に歩を進め、薬師沢からの急登をこなして雲の平に。
太郎平小屋
同じ写真で申し訳ないですが、手前の木道のテカリがスリップを引き起こします。
皆さん滑ってコケる木道を進みます
昨日泊まるはずだった薬師沢小屋
薬師沢を越えると太古の森の急登が始まります。楽園への道は厳しい。
最後の秘境とも言われる雲の平は、どのアプローチでも2日かけないと入れない、奥深い場所です。
アラスカ庭園から見る薬師岳
4日目に登る笠ヶ岳
黒部五郎岳
3日目に登る鷲羽岳
槍ヶ岳
剣岳
剣岳
素晴らしい景色です。北アルプスの山々に囲まれた、神様の遊び場、という感じです。百名山だけでも、薬師岳、水晶岳、鷲羽岳、遠く槍が岳、剱岳、立山、笠ヶ岳、黒部五郎岳。こんな場所があったのですね。
そんな場所にある雲の平山荘。ここで働く人たちが羨ましい。良い天気に恵まれる確率も加味すれば1週間くらい滞在する必要があります!WiFiがあるようですからワーケーションなどいかが?
しばらくこの景色に溺れたい願望を断ち切り、次の目的地、高天原に向かいます。急な坂を下り、もうひとつのお花畑の高天原に着きます。今日のもう一つの目玉が温泉。今日泊まる高天原山荘から行きが20分、帰りが30分の露天風呂です。帰りは結構な登りですね。でもわざわざくるほどの価値のある温泉です。是非!
雷鳥は子育てシーズン。今回の縦走では至るところで遭遇しました。頑張れ母さん!
高天原のお花畑に明日登る予定の(だった)水晶岳
乳白色の気持ちいい露天風呂
ちゃんと男女別もあります。雲の平からピストンでこの露天風呂にいらっしゃる方は多いそうです。コースタイムで7時間、標高差は400mほどですが急登をこなして帰り着く頃には、また汗だく、であっても入りたいものは入りたいのです。
ランプの宿、高天原。秘境の宿で電気ではなく、ランプで灯りをとります。
ここは、雲の平よりさらに奥、秘境中の秘境です。行程の長さだけではなく、登山道も平坦な場所はなく、石とハイマツと格闘しながら進む本来の道です。改めて、日頃よく整備された道ばかり歩いていて、体幹強化やバランス感覚、上半身の使い方など鍛える必要を感じました。まあ、今日で63歳になりましたので、無理は禁物です。
明日は、水晶岳、鷲羽岳と回る予定でしたが、体力と時間を考えて、水晶岳は次回としました。
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