先週に続いて西丹沢周回。檜洞丸に続く大室山、加入道山を周回しました。
西丹沢にはブナの森があります。関東も神奈川でブナ、想像しにくいです。
今日は快晴予報。先週ダメだった富士山を今日こそは。
先週降った用木沢を、今日は遡り、犬越路まで500mの標高差を一気に詰めます。犬越路避難小屋にはトイレもあります。綺麗にメンテナンスされていました。ありがとうございます。
犬越路から大室山目指してさらに登り、1,168mの大杉丸を過ぎると、やっと富士山です。2週間かかりました。しかし、この時間から西風が強くなり、暖かい湿った空気が雲を運んできました。富士山山頂部にもすでに雲がかかっています。
東には檜洞丸と丹沢最高峰の蛭ヶ岳ですが、こちらも雲が湧き始めました。
ダケカンバの森を進みます。西丹沢はブナやダケカンバの森が広がっています。雨を溜め込む原動力です。
やっぱり怪しい空模様。先週に引き続き、今週もか!
富士山が消えそう。
丹沢では至る所で植生の保全が行われています。それは、山の荒廃、というか崩壊が進んでいる中、神奈川県のみずがめでもあるためです。
こんな感じで崩壊が進んで、尾根は痩せ、土砂が沢を堰き止めます。
みずがめだけあって、雨が多いのねー。大室山山頂ではガスに加えて雨まで。
西の麓は晴れて美しい。そうです、雨はここで落としていくんです。
加入道山でもガスと強風。
避難小屋が整備されていて助かります。
最近はコンロ使わずにポットのお湯派になりました。500ccでカップラーメンとコーヒー一杯飲めます。
ここから下り。
ブナに見えますが。
少し降ると、湧き水が集まりあっという間に沢になります。白石沢の始まりです。
遠くに白石の滝。大理石が取れたらしいです。
白石沢の渡渉を繰り返しながら降ります。先週末に雨が降ったとは言え、この時期にしては水量が多いです。崩壊と保水力、矛盾した2つの要素を持ち合わせた山なんですね。
この沢は用木沢と出会い、さらには酒匂川の大河となり相模湾に注ぎ込みます。ブナとダケカンバの森に蓄えられた豊富で栄養価の高い水が相模湾の魚を育んでいるんです。日本にはこうした山と川が多いから、お魚がうまいのです!
丹沢では、標高5-600m付近で紅葉が見頃です。
太平洋側はいーですね、これからの季節は!