本日の高住神社の状況です。
◆曇り
◆18℃
肌寒さを感じる天気です。
一週間ほど前のことですが、ヤマホトトギスが咲いていました。
鳥のホトトギスの胸の斑紋に似た模様だから名づいたそうです。
そのホトトギスの声も最近は聞かなくなりました。
秋の気配を感じ、次の越冬地へ移動したのでしょうか。
ホトトギスは様々な異称を持つ鳥であり、「不如帰」と表記されることもあります。
これは中国の故事に由来し、その昔、蜀の国に杜宇という帝王がいたそうです。
死後その魂はホトトギスとなり、農耕の季節(春~初夏)になると民にそれを告げるため鳴き回るようになりました。
しかし蜀は秦に攻め滅ぼされ、それを知り嘆き悲しんだ杜宇は「不如帰去(帰り去くにしかず=帰ることができない)と
鳴きながら血を吐いたそうで、ホトトギスの口が赤いのはそのためと伝えられているそうです。
この吐いた血ように赤い斑紋のヤマホトトギスの花も、いつしか枯れて消えていました。