11月3日(水・文化の日)に秋季大祭・柴燈大護摩修法が秋晴れの好天の中、無事に斎行されました。
当日の様子を写真とともにお知らせいたします。
午前11時から秋季大祭。
10時の時点で境内には参拝者が多数集まり、護摩壇まわりにはカメラをかまえた方々がすでに陣取っていました。
まだかまだかと心待ちにしている様子。
そして開式太鼓の音が高らかに響き渡る中、秋季大祭が執り行われました。
秋の御祭は、春の御祭に祈願していた五穀豊穣と国家安寧が叶ったことへの感謝への祭です。
豊作を感謝し、御礼にと御神前には新米が御奉納されました。
氏子総代をはじめ、約7,80名もの参拝者が拝殿にて参拝されましたが、
昇殿しきらないくらい多くご参列いただきました。
さて、午後12時半、山伏さんへの火渡し神事です。
神前にかかげられた御神火から松明へと火を移し、それを先達へと渡します。
その火を護摩焚きの祭壇へ灯すことで、いよいよ護摩焚きの始まり。
山伏問答、宝斧作法と続き、宝弓加持作法の儀。
東西南北の四方と中央を弓矢で祓い清めます。
護摩壇に火が灯され、桧葉が煙を上げながら燃え盛ります。
上へ上へと立ち上る白煙。
境内に響き渡る、山伏さんたちの錫杖の音と祈願成就の声。
護摩の炎と一心不乱に願うその真剣さに、顔を紅潮させて祈る姿。
魔を寄せつけぬ力強さを感じさせます。
さあお待ちかねの火渡り修法です。
それぞれお願いごとをしながら渡ってゆきます。
小さなこどもやお年寄りも渡っていますが、皆さん何をお願いしたのでしょうか。
今年は昨年よりも多くの人がお越しくださいました。
ご参拝された方々の明るい笑顔と来て良かったという声が何よりの喜びです。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。誠に有難うございました。
さて、次の護摩焚きは、来年の3月21日(月・春分の日)になります。
年の始まり、新たな春を迎えるにあたり、ぜひご参拝のほどお待ち申し上げております。