本日の高住神社の状況です。
◆曇り
◆-2℃~0℃
◆路面積雪量・・・5cm~10cm
《別所駐車場より柳峠方面 チェーン規制中》
今日は七日、七草粥の日ですね。今日は七草粥のコラムを。
一月七日は五節句のひとつで「人日」または「人勝節」といい、古来中国では人を尊び祝う日とされていました。
この日には七種采羹(ななしゅさいかん)という七種類の野菜のあつもの(=温かな汁物)を食すことで無病を祈る風習があり、それが日本に伝わり、七草粥となったそうです。
今のように七種の野草になったのは、年初に雪の間から芽吹いた薬草を摘む「若菜摘み」という風習からきており、百人一首の
『君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ』
という句は春の七草を摘んでいる歌なのです。
さて、この七草ですが、『せりなずな ごぎょうはこべら ほとけのざ すずなすずしろ これぞ七種』と歌われるように定番の七種類が決まっていますが、どれも川岸や野原など生活地域に近いところに生える草で、かつて宮中行事だった七草粥が民間に浸透したのも、こうした身近で採れる植物だったからなのかも知れませんね。
とはいえ、現代人にはこの草の判別が難しい。ということでスーパーでセット売りしているのを買ってきました。
すずな(カブ)とすずしろ(大根)は正月供物のお下がり。
御形(ハハコグサ)と芹、なずなは分ったのですが、どうも写真右手前の草が分かりません。
おそらくはこべら(ハコベ)だと思うのですが・・・仏の座(コオニタビラコ)も紛れこんでいるようで見当たらず。六種類しか見当たらないなぁ。
七草ならぬ六草ならば、無(六)病息災ということで良しとしましょう。
今年も一年無事に過ごせますように。