本日の高住神社の状況です。
◆晴れ
◆13℃
暖かくなるにつれ虫たちも活発になるようで、社務所の中にハチが舞いこんできました。
五感に危機を知らせるかのような重低音の羽音。スズメバチ、しかも「オオ」がつく最大級に危険なアイツです。
蛍光灯の周りを旋回しているスキに網で捕らえ、上から殺虫剤を噴霧。
イタチの最後っぺとばかりに、さかんに出し入れする毒針が恐ろしい・・・。
完全に息の根が止まるのを待ち、写真を撮ってみました。
デーン。
見る者に戦慄を走らせる圧倒的な存在感。
オレンジ色と黒のドギツい警戒色に恐怖をいだくのは本能でしょうか。
比較にライターを並べてみました。
大人の親指ほどの太さと大きさがあります。
この凶悪な面構え。
さがり眉(?)ならぬ下がり触角なのでおとなしそうに見えますが、昆虫らしからぬ顔のデカさ。
みかんの肌のような質感や骨格がくっきり見えるのは、マクロズームだからではなく元の素材が大きいからです。
これが鈎のついた脚でしがみついてきて二度三度と毒針を刺してくるわけですから恐ろしい。
腹を押してみましたが、筋力やら針を出す仕組みがあるのでしょう、うまいこと飛び出しませんでした。
撮影をしている最中、見学者が「クマンバチ」と呼んでいましたが、地方によって呼び方が変わり、丹沢のほうでは「シゲドウバチ」と呼んでいました。
標準和名のクマバチはミツバチ科で、オオスズメバチとは違う種ですのでお間違えなく。
夏山になり危険野生生物も活性化してきますので、山登りの際は明るめの服装をしたり、アブやブトを避けるため虫除スプレーを持っていくなど、十分気をつけましょう。