本日の高住神社の状況です。
◆曇り
◆１３℃
春霞に蒼く霞んだ山並みに浮かぶ山桜。
高台から見渡せば、あちらこちらに天然の山桜が目につきます。
緑の山々にとても映え、こうして眺める桜もきれいだなと。
英彦山一望できるスポットといえば別所駐車場そばにある花見ヶ岩ですが、名の通りに桜を見晴らせる場所だとか。
しかしこの写真は別の場所で撮ったもので、英彦山を巡りながら自分だけの撮影個所を探すのはなかなか楽しいもの。
桜のおかげで着眼点を変えて英彦山が見れたような気がします。
津野にある桜の巨木。
この桜が注目され始めたのはここ数年でしょうか。
数十年もそこに佇みながらも、何かの拍子に耳目を集めるようになり、急に存在感が出てくるというか。
まだまだ隠れた花見スポットがあるかも知れませんね。
豊前坊はというと、実はようやく梅が花をほころばせたくらい。
この辺りの桜は、四月中旬あたりになりそうです。
本日の高住神社の状況です。
◆晴れ
◆13℃
守静坊の枝垂れ桜が見頃とテレビで放映されたようなので、足を運んでみました。
陽気が続いたからか、今年は少し開花が早い気がします。
英彦山は谷と呼ばれる集落ごとに分かれ、複雑多岐に渡って谷を繋ぐ小路が巡っているのですが、居住者がいなくなり使われることのない道も多く、守静坊への道もそのひとつ。生活圏から離れているのでなおさら寄る機会もなく、数年ぶりに訪ねてみたというもの。
久々に見る樹齢200年の枝垂れ桜はやはり圧巻の一言。寂びた隠れ里的な坊跡に、見事なまでに咲き誇っていました。
夕暮れに差しかかる頃の日差しがスポット光のようで印象的に。
この時間となるとさすがに人気もなく、じっくりと枝垂れ桜と対峙して心ゆくまで写真を撮らせてもらいました。
奔放なまでに梢を伸ばした堂々たる老桜の風格に、幾百年を経て尚凛々しく聳えようとする生き様を感じさせ、やまとごころの象徴として桜が愛でられてきたのも分かる気がします。
満開を越え、少し葉を出しつつありましたが、落日に散りゆく花びらすら名残惜しく、しばし佇んで眺めていました。
年年歳歳花相似 歳歳年年人不同
人の世の酸いも甘きも具に嘗めて、愚直ながらも人らしく生きたいものです。
