本日の高住神社の状況です。
◆13℃
◆晴れ
シルバーウィークに入り、参拝者や登山者で活気あふれる英彦山。
毎年のような人の出入りまではありませんが、少しずつ人が移動できる状況が戻りつつある証拠でしょう。
人の世は激しく変化しましたが、自然界には変わらぬ時間が流れているようで、今年もトチの実が落ちる頃となりました。
先日の台風であらかた落ち尽くしたと思われたトチの実も、強風や大雨を耐え抜いた実があって一安心。
豪雨や日照りといった災害に見舞われた年から考えたら、成熟した実がこれほど落ちていることのほうが奇跡でしょう。
風あたりや枝のしなり具合など、ちょっとした条件の違いで成熟せず落ちるかどうかが決まるのでしょうが、それは単なる運まかせではなく、トチノキが様々な条件下でもより多く実が残せるようにという生存戦略の結果なのかなと思います。
それは、トチノキが気象変動を感知して、種の保存のために今年は多くの花を咲かせた、というほうが適切かも知れません。
そう考えると自然事象は我々に多くのことを教えてくれていて、ただ気づかず生きているだけなのかも知れませんね。
ちゃんこ座り狛犬とトチの実。
物欲しそうな顔をしていたのであげましたが、鼻の上で待て状態になってしまいました。
芸達者な犬ならパクっと食べれますが彼はどうでしょうね。