４月１９日（月）の様子

本日の高住神社の状況です。

◆曇りのち雨

９℃

近頃、春の草花を観察に来られる方とよく出会います。

これは珍しい花ですよ、と教えると、嬉しそうにカメラで撮影。

草花に興味を持っているのは女性が多いようですが、

男性の場合は気恥ずかしいのか、表立って興味がありますとは言わないものの、

さりげなく写真に収めている方が多いようです。

昨日も英彦山でワチガイソウという花を撮影した方が。

私も初めて知りましたが、花弁に点のはいった小さな花でした。

まだまだ知らない植物がたくさんあるようで、教えてもらうことばかりです。

英彦山には絶滅に瀕した植物もたくさんあるので、それらを守るためにも知っておかねばならないと思う次第です。

　

さて、今境内で見られる植物はというと、

◇ハルトラノオ

◇サバノオ

どちらも足元に咲く小さな花です。

気づかないと踏んでしまうかも。

　

あと石垣に生えていた草なのですが・・・名前が分かりません。

ネコノメソウ？

分かる方がいらっしゃいましたら教えてくださいまし。

残念なことに、写真に収めた翌日に盗掘に遭ってなくなっていました。

珍しい花もそうでない花も、すべてはこの英彦山の地で芽吹いた命です。

ほんのわずかな気持ちから摘んでしまったとしても、根から取ってしまえばもう二度と生えてくることはないでしょう。

歴史ある英彦山の自然を後世に受け継いでゆくためにも、決して草花を取らぬようお願い申し上げます。

４月１８日（日）の様子

本日の高住神社の状況です。

◆曇りときどき晴れ

◆９℃

新緑のシーズンとなり、早朝からたくさんの登山者が。

駐車場がどんな様子か見に行くと満杯の状態。

そして桜も満開です。

ヤマザクラが主ですが、オオシマザクラもまじっています。

花びらがピンク色だったり、黄緑色がかった白だったり、どれがどれなのやら。

葉が赤みがかったのがヤマザクラ、鮮やかな緑をしたのがオオシマザクラとのことですが・・・

違いが分かりますか？

同じ花なのか違う花なのか、それすらいまいちピンときませんが・・・

　

まだ散る気配もなく、もう少し桜が楽しめそうです。

４月１６日（金）の様子

本日の高住神社の状況です。

◆曇り

◆４℃

昨日は小雪がぱらぱらと降る天気。

今日も寒いので、久しぶりに焚き火をしました。

これから登ろうとする登山者たちが、

「焚き火を見ていると落ち着くね。ずっとここにいたくなる。」

私も焚き火をしているとついつい長居をしてしまうくらい、なぜか居心地がいいのです。

火を囲むというのは人の心を解きほぐさせるのか、赤の他人同士でもいつの間にか

打ち解けられる場になるのです。

今日のような寒い日はこの時期でも焚き火をしていますので、

火を囲みながら体と心の暖をとっていかれて下さい。

英彦山の植物・４

ハルトラノオ（春虎の尾）

タデ科イブキトラノオ属

別名：いろは草

英彦山での開花時期・・・４月上旬～下旬

　

山地の林床や岩陰に群生しています。

地面や石垣に這うように生えており、そこから卵形の根生葉を出します。

春になると１０ｃｍほどの花茎を伸ばし、ブラシのような花穂をつけます。

名の由来は虎の尾に似ていることからですが、この種は短いので虎の尾には見えませんね。

別名をイロハソウといいますが、この花が春早く咲くことから「いろは歌」にちなんで呼ばれるようになったそうです。

トラノオの仲間は夏に咲くものが多いそうですが、名の通り春に咲く花です。

４月１２日（月）の様子

本日の高住神社の状況です。

◆雨

◆１１℃

朝から雨模様で、濃い霧が出ています。

暖かくなり、色々な鳥たちが活動し始めたようで、ところどころからさえずりが聞こえてきます。

昨日のことですが、社殿の千木に黄色い鳥がとまっていました。

カメラのズーム限界で何とか撮れたのが下の写真。

Fさんが撮影したのを拝借。

おそらくキセキレイではないかという話。

私たちがずっと上を見上げていたので「？」と思った参拝者に、身振り手振りで鳥がいるのを説明。

キセキレイは１０分ほど「ピィピィピィピィピィ」と千木の上で鳴いていました。

きっとパートナーを探しているのでしょう。

↓キセキレイの鳴き声

◇「H22.0411.WMA」をダウンロード

（他の鳥の鳴き声も混じっているので、何の鳥か分かる方がいましたら教えてください）

　

今朝もヤマガラやミソサザイが社殿周りを飛び回っていました。

これからは新緑とバードウォッチングのシーズンです。

手ぶらで来たけど鳥が見たいという方は、社務所にお申しつけ頂ければ双眼鏡をお貸しします。

まだ桜も咲いていますので、ぜひ英彦山の春をお楽しみください。