自宅近くには田上(たなかみ)平野と呼ばれる田園地帯が広がり、昔からの米どころです。
畦道に咲く彼岸花も見応えがあり、毎年撮影しています。
しかし近年は住宅開発や圃場整備により、彼岸花も少なくなっています。
禅定寺からの帰りに田上平野の彼岸花を撮影してきました。
いつもの空き地に車を停め、近くで畑仕事をされていた夫婦に駐車の許可をもらいました。
しばらく撮影して車に戻ると、作業されていた奥さんが・・・
「家で野菜なんか作っているの?」と家内に声を掛けてくれました。
「何も作っていません」と答えると
「それなら唐辛子を持って帰る?何か袋持ってるか?好きなだけ採って帰って」
カメラバッグには雨が降った時のために、大きなビニール製のゴミ袋(大津市指定)を何時も数枚入れています。
その袋に一杯の唐辛子をいただきました。
「何処から撮影に来ているの?」
「近くの里町です。この近くにも同級生もいますよ・・・」等と世間話。
「私の父は◯◯◯◯です」と言うと、
「あー◯◯さんの息子さんか、お母さんは元気か?」
「今年1月に亡くなりました。」
「そうか、元気な人やったのにな」
両親のことをよくご存知で、こんな世間話が出来たのも親のお陰だと思いました。
人と人のつながりの強い田舎ならではですね。良い一日でした。
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曇天で彼岸花の赤も今ひとつ、やはり青空が似合う花です。
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この辺りの稲刈りは毎年早くて、彼岸花の咲く時にはほぼ終わっています。
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キツネノマゴとツユクサ
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ツユクサ
撮影日 9月24日
撮影地 自宅付近
機 材 Nikon D4S
Nikon D810
AFS NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
AF-S VR Micro NIKKOR 105mm F2.8G IF ED