気ままに撮り歩き

季節の花や風景など撮り歩きしています

大戸川発電所とキセキレイ

2018年05月30日 | 里山散策

そろそろ紫陽花の頼りも届き始め、間もなく関西も梅雨入りを迎えますね。しばらく撮影を止めて休養してましたので、久しぶりの更新です。

ビラデスト今津のホーページの情報では、平池の杜若は3〜4分咲きとの事。やはり今年の開花は少し早いようです。

今日は大戸川発電所付近で見かけたキセキレイをアップします。撮影は5月20日で、この日は午後から破竹採りにでかけました。

その時、大戸川発電所付近の河原でキセキレイを見つけ、カメラを取りに自宅へ戻り、再度出かけました。


大戸川発電所

大戸川は、滋賀県甲賀市信楽町から大津市南部を流下 し、琵琶湖の下流・瀬田川に注ぐ流域面積190k㎡、流路延長 38kmの一級河川、滋賀県で6番目に大きな川です。 

明治40年(1907年)頃、当時の大津市長・田村善七は、豊 富な大戸川の水利に目をつけ、大戸川沿いの上 田 上 (かみたなかみ)村(現大 津市)で水力発電事業を始めたが、

資金難等により京都電燈 株式会社(社長・大沢善助)に権利を譲渡した。

京都電燈は 明治42年6月より牧発電所の建設に着手、明治44年1月、出 力1600kwで運転を開始した。 

牧発電所は京都電燈の筆頭発電所として「京都電燈のドル 箱」的存在であった。

発電所が完成した後は、京都からの送 電を中止し、大津市をはじめ滋賀、栗太、野洲の各郡の市町 村に供給するようになった。  

その後、幾多の変遷を経て、昭和26年(1951年)5月、関 西電力に引継がれ、大戸川発電所と改名された。

昭和50年2 月には無人化され、平成11年12月からは甲賀制御所の遠隔監 視制御となり、

平成19年11月に滋賀給電制御所に監視制御 を統合され、現在に至っている。  

琵琶湖周辺には、21の水力発電所が建設され、13発電所 が現在も稼動中である。

大戸川発電所はその中で最も古く、 約100年以上ににわたり滋賀 県内に電力を供給している。

赤レンガ造りで、随所に装飾があり、温かみのある建物。

部分的に補修する程度で保 存され、100年近い歳月を感じさせないモダンな雰囲気を保っている。

土木学会選定 「現存する重要な土木遺産2800選」Aランクに選定されている。

(水の土木遺産 大戸川発電所より)


丸い窓は、当初に送電線を通していたそうです。


地元では今でも牧の発電所と呼んでます。


発電所横の川沿いはよく通る道路ですが、大戸川発電所がこんなに歴史があるとは思っていませんでした。

発電所の前は道路の付替え工事が行われていて工事中です。現在とは反対側に新しい道路が出来るようです。


発電所の前ではあゆ・にじます・あまごが放流され釣り場となっています。

昨年の鮎の解禁日は7月1日だったようですが、釣りをしないtakayanは詳しくは知りません。


しばらく川辺りで待っていると、キセキレイが現れました。

 


この水の丸ボケは、AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VRのフレネルレンズ特有のボケ具合でしょうか?



キセキレイは、自宅付近であまり見かけない鳥です。


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向こう岸に行きました。大幅にトリミングしています。

フルサイズの500mmでは到底無理な距離ですね。


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小さな虫を捕まえました。


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撮影日 5月20日

撮影地 大戸川発電所付近(大津市牧)

機 材 Nikon D4S

    Nikon D810

    AFS VR Zoom-NIKKOR ED 70-200mm F2.8G (IF)

    AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR

    TC-17E2