こんにちは! 今年度、はじめての登場です。まだやっています。たかいらです。
今週は、私がShow&Tellの担当ということで、いろいろと迷いました。先週が音楽ネタだったので、私も音楽ネタで勝負かと思いましたが、榊原さんの天使のような歌声を聴いたあと、私の音楽でみんなの耳を痛めるのも残念です。先々週がスポーツネタでしたので、私もスポーツネタで勝負かと思いましたが、金子君のプロ級のバッティングセンスの話のあとで、私の球拾い話をしても今一つです。というわけで、誰とも比較されることなく、独自のたたかいをしようと、今回はネタでお話をすることにしました。
もってきたのはこの写真の帽子です。私がイギリス・ノリッチを離れるときに知人からプレゼントとしてもらったものです。当時、世界のサッカーの最高峰であるプレミアリーグで果敢にたたかっていたノリッチ・シティー・フットボール・クラブ(以下、Norwich FCと表記/愛称:Canaries<カナリーズ>)のキャップです。
Norwich FCは2004年の初夏にプレミアシップに昇格。この快挙に街中が喜びに溢れました。私が住んでいたフラット(アパート)の窓から「We are Premier League!」の合唱が聞こえてきたものです。ところが喜びもつかの間、わずか一期で2005年にはプレミアシップからチャンピオンシップ(2部)に陥落してしまいました。ノリッチにとって幸福の青い鳥だった私たち家族が去ってから、ノリッチの凋落が始まったのです(←あやしいストーリーです)。それでも再びプレミアを目指してのチャレンジがあるかと思いきや、2009年5月(ついこの前のことです)、何とチャンピオンシップからも陥落してしてしまいました。次のシーズンからはリーグ1(3部)でたたかうことになります。
その話を枕として、新規のゼミ生たちにイギリス生活の話をしました。一人ぼっちの外国人に対して親切でやさしいこと、ホームパーティーに次から次へと誘ってくれて、他者に対してオープンなこと、人々がマイペースで幸せそうなこと、聴き上手な人々が多いこと・・・・・イギリス生活の話は、次から次へと湧き出てきますから、ついつい調子に乗りすぎてしまいました。
それにしてもゼミ生の質問もストライクど真ん中にやってきて、ヨーロッパの美術館の話など、それはもう、いつもの3部落ちが決まった日のような暗澹たる私とは思えないような、生き生きとして水を得た魚のように話をしてしまいました。ゼミでこんなに話をしたのはほんとうに記憶にないぐらいで、ゼミでいつも機関銃のように流暢な言葉を浴びせてくれた佐藤学先生の気持ちがはじめてわかったような気がしました。佐藤学先生の教育学への愛と情熱は、おそらく私のノリッチへの愛と情熱のようなものなのでしょう。愛と情熱というのはスゴイものです。
さて、ノリッチ話、イギリス話、ヨーロッパ話だけでゼミが終わりそうになりましたが、そうも行きませんので、『日本の教師』(ぎょうせい)の14巻「教師としての第一歩」の佐藤学先生の文章を読みました。ノリッチへの愛と情熱でこころに火がつけられて、最近疲れ気味だった私の教育への愛と情熱がよみがえったようです。戦後の日本の教育と、これからの課題、ヴィジョンについて、テクストを一文読んでは、十倍語るという感じで、90分のゼミがあっという間に終わってしまいました。
ゼミ生たちの評価はわかりませんが、私としてはゼミらしいゼミで、終わったあと、爽快感がありました。いつものたかいらゼミもいいのですが、ときにこうしたゼミらしいゼミもいいものだと思いました。ゼミ生の皆さん、ぜひご感想をお聞かせ下さい。
というわけで、6月のゼミ、教育実習に出かけている4年生抜きで寂しいところですが、来週は私も教育実習に出かけるため、休講となります。そして、再来週には、4年生たちも帰ってきて、ゼミでは、たかいらゼミのアーティストである坂野くんの作品を読むことになります。作品の読み合わせも楽しみです。
それでは、ゼミの皆さん、OB・OGの皆さん、お身体に気をつけてお過ごし下さい。
ではでは!
今週は、私がShow&Tellの担当ということで、いろいろと迷いました。先週が音楽ネタだったので、私も音楽ネタで勝負かと思いましたが、榊原さんの天使のような歌声を聴いたあと、私の音楽でみんなの耳を痛めるのも残念です。先々週がスポーツネタでしたので、私もスポーツネタで勝負かと思いましたが、金子君のプロ級のバッティングセンスの話のあとで、私の球拾い話をしても今一つです。というわけで、誰とも比較されることなく、独自のたたかいをしようと、今回はネタでお話をすることにしました。
もってきたのはこの写真の帽子です。私がイギリス・ノリッチを離れるときに知人からプレゼントとしてもらったものです。当時、世界のサッカーの最高峰であるプレミアリーグで果敢にたたかっていたノリッチ・シティー・フットボール・クラブ(以下、Norwich FCと表記/愛称:Canaries<カナリーズ>)のキャップです。
Norwich FCは2004年の初夏にプレミアシップに昇格。この快挙に街中が喜びに溢れました。私が住んでいたフラット(アパート)の窓から「We are Premier League!」の合唱が聞こえてきたものです。ところが喜びもつかの間、わずか一期で2005年にはプレミアシップからチャンピオンシップ(2部)に陥落してしまいました。ノリッチにとって幸福の青い鳥だった私たち家族が去ってから、ノリッチの凋落が始まったのです(←あやしいストーリーです)。それでも再びプレミアを目指してのチャレンジがあるかと思いきや、2009年5月(ついこの前のことです)、何とチャンピオンシップからも陥落してしてしまいました。次のシーズンからはリーグ1(3部)でたたかうことになります。
その話を枕として、新規のゼミ生たちにイギリス生活の話をしました。一人ぼっちの外国人に対して親切でやさしいこと、ホームパーティーに次から次へと誘ってくれて、他者に対してオープンなこと、人々がマイペースで幸せそうなこと、聴き上手な人々が多いこと・・・・・イギリス生活の話は、次から次へと湧き出てきますから、ついつい調子に乗りすぎてしまいました。
それにしてもゼミ生の質問もストライクど真ん中にやってきて、ヨーロッパの美術館の話など、それはもう、いつもの3部落ちが決まった日のような暗澹たる私とは思えないような、生き生きとして水を得た魚のように話をしてしまいました。ゼミでこんなに話をしたのはほんとうに記憶にないぐらいで、ゼミでいつも機関銃のように流暢な言葉を浴びせてくれた佐藤学先生の気持ちがはじめてわかったような気がしました。佐藤学先生の教育学への愛と情熱は、おそらく私のノリッチへの愛と情熱のようなものなのでしょう。愛と情熱というのはスゴイものです。
さて、ノリッチ話、イギリス話、ヨーロッパ話だけでゼミが終わりそうになりましたが、そうも行きませんので、『日本の教師』(ぎょうせい)の14巻「教師としての第一歩」の佐藤学先生の文章を読みました。ノリッチへの愛と情熱でこころに火がつけられて、最近疲れ気味だった私の教育への愛と情熱がよみがえったようです。戦後の日本の教育と、これからの課題、ヴィジョンについて、テクストを一文読んでは、十倍語るという感じで、90分のゼミがあっという間に終わってしまいました。
ゼミ生たちの評価はわかりませんが、私としてはゼミらしいゼミで、終わったあと、爽快感がありました。いつものたかいらゼミもいいのですが、ときにこうしたゼミらしいゼミもいいものだと思いました。ゼミ生の皆さん、ぜひご感想をお聞かせ下さい。
というわけで、6月のゼミ、教育実習に出かけている4年生抜きで寂しいところですが、来週は私も教育実習に出かけるため、休講となります。そして、再来週には、4年生たちも帰ってきて、ゼミでは、たかいらゼミのアーティストである坂野くんの作品を読むことになります。作品の読み合わせも楽しみです。
それでは、ゼミの皆さん、OB・OGの皆さん、お身体に気をつけてお過ごし下さい。
ではでは!
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