高井良ゼミナール

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毎週、定期的に更新していきますのでお楽しみに!

アンダーグラウンド

2006-06-19 13:25:00 | ゼミ日記
15日は、ゼミが休講だったことで日記がなく寂しいので、
ヒマ人・よしむらが勝手に投稿します★

高井良先生オススメ(?)の「アンダーグラウンド」読みましたanimal11
図書館で見つけたとき、辞書!?と思うくらいびっくりした厚さでした。

地下鉄サリン事件の被害者たちのインタビューが主な内容です。
読んでいてすごく怖くなりました。
ただの普通の一日が、一生忘れない一日になる瞬間。
他人事には思えませんでした。
この本を読んだことで、作品を書くときに力がついてるといいのですが、ただ量の多さに圧倒され、さらーっと読んでしまった感もあります(笑)






でも!事件から10年以上経って、忘れつつあるからこそ、
みんなにも読んで欲しいと思いました。

人の人生を描く、ライフヒストリーを研究材料にしているからこそ、
人の人生と向き合うということが何より大切だと思いました。

自分の人生と関係ないところで起きた事件だとしても。
なんかうまく言葉にできないですけど、そんな気持ちですgirl


さてさて、22日は私にとって1ヶ月ぶりのゼミです。
なんだか緊張しますyellow22

教育実習の話をする時間を設けてくださるそうなので、
簡潔にみなさんにお伝えしようと思いますanimal2
簡潔に…っていうのが私にとって、一番難しいのですが(笑)

生徒からもらった色紙やコメントも持っていこうと思います。
来年教育実習に行く方々に、少しでも緊張感を持ってもらいましょうかねsymbol7

ではでは、みなさま、22日に会いましょうsymbol1


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1 コメント

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Unknown (たかいら)
2006-06-27 12:25:00
よしむらさん、『アンダーグラウンド』を読破したとのこと、さすがです。村上春樹のメッセージは、オウム真理教の人々がとるに足らないと見なした(=だからこそ、ポアできたわけです)普通の人々の暮らしには、いっぱいの愛と温かい関係がつまっていたのだということだったと思います。ただ、オウムの事件のあと、第三者の人々は多くがオウム叩きにまわってしまいましたので、思想的にオウム事件が日本社会に投げかけたものをしっかりと受けとめるという方向には向かいませんでした。村上春樹のメッセージは、おそらく平凡の中にあるかけがえのなさを見つめることによって、「祝祭」「世界の終わり」を求めてしまう人間の弱さに歯止めをかけようということだったと思うのですが、人々の中にあるスカーッとしたいという気持ちは今もなお根強く残っているようです。

 ライフヒストリーは、スカーッとするものではなくて、しみじみするものですよね。今のようなあわただしい時代に、もっとしみじみする時間と空間があってもいいと思うのですが、どうでしょう?

 しみじみといえば、22日のゼミ、しらかわさんのショウ&テル、そしてよしむらさんの実習のお話、どちらもしみじみするものがありました。話に厚みがありましたね。世界が広がっていく感じです。

 よしむらさんはしばらく社会に武者修行に出て、さらに厚みを加えて、しみじみする時間と空間を思春期の子どもたちに経験させて下さい。そのとき、きっと『アンダーグラウンド』を読んだことが生きてくることでしょう。ではまた!
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