なおざりの罪の苦味や菊の酒
人生はあざなえる縄のごとし
幸不幸が果断なくふりそそぐ
犯す過ちも限りない
犯した罪に気づくのは多くの歳月を経た時だろう
償う術もない
こんな時の一人酒、菊の日に相応しい
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秋(晩秋)・生活・行事
【重陽】 ちょうよう(・・ヤウ)
◇「菊の宴」 ◇「菊の節句」 ◇「菊の日」 ◇「菊の酒」
陰暦9月9日の節供。五節句の一つ。九の数は陽とされその九の重なることをめでたいとした。「重九(ちょうきゅう)」とも。古くは菊の節句ともいい非常に盛んで、宮中では宴を催した。この時群臣に賜る酒を「菊の酒」といい、季語とされる。現在でも餅を搗き栗飯を炊く地方もあるが、都会では忘れられている。