無為徒食今日は花野の主となる

余生とはその只中いるとなんとも微妙なものがある
人の寿命が短い頃は余生自体も大変に短く
終焉時には等しく惜しまれもした
体も衰え家の中でも家長の移譲も大切なものだった
しかるに現在は
健康に恵まれ手厚い社会保障にどっぷりと浸かり
日がな一日無為徒食
尊厳や矜持が日毎に剥離されてうすっぺたとなり
無為徒食に甘んじるばかりである
頑張ってきたのだからおやすみなさい
頑張ってきたものが休んでいては価値がうすれる
うすれて何が困る
実は何も困らない

余生とはその只中いるとなんとも微妙なものがある
人の寿命が短い頃は余生自体も大変に短く
終焉時には等しく惜しまれもした
体も衰え家の中でも家長の移譲も大切なものだった
しかるに現在は
健康に恵まれ手厚い社会保障にどっぷりと浸かり
日がな一日無為徒食
尊厳や矜持が日毎に剥離されてうすっぺたとなり
無為徒食に甘んじるばかりである
頑張ってきたのだからおやすみなさい
頑張ってきたものが休んでいては価値がうすれる
うすれて何が困る
実は何も困らない