退くを知らぬ産まれや蝸牛 たけし

蝸牛はなんとも奇妙な生き物だ
幼少期には蝸牛との記憶はたくさんある
苛めたりしたことも胸のいたむ記憶だ
虫かごで飼っていたこともある
60年ほどの空白をおいて
今は蝸牛を庭先でみつけては
しばらく同じ空気を嗅いでいる
蝸牛のあとずさりをみたことはない

蝸牛はなんとも奇妙な生き物だ
幼少期には蝸牛との記憶はたくさんある
苛めたりしたことも胸のいたむ記憶だ
虫かごで飼っていたこともある
60年ほどの空白をおいて
今は蝸牛を庭先でみつけては
しばらく同じ空気を嗅いでいる
蝸牛のあとずさりをみたことはない