竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

春の霜皮膚呼吸する地球かな たけし

2018-02-20 | 

春の霜皮膚呼吸する地球かな



春の霜は早朝の一刻で消えるのだが啞
朝日にゆらぐ様は地球の皮膚呼吸のようだ
地球が新生児のように生まれ変わるとは言いすぎか
荘厳な気配さへ感じてならない


原句発表 2017/2/3
春の霜地球やすまず皮膚呼吸
同意の句意だが
「やすまず」は省略した



春の霜】 はるのしも
◇「春霜」(はるじも) ◇「春霜」(しゅんそう)
春の初め頃、ごく普通に見かける霜のこと。

例句 作者
つかの間の春の霜置き浅間燃ゆ 前田普羅
先見ゆるいのちなりけり春の霜 石塚友二
春霜に美しう老いておはすらむ 中川宋淵
あけぼのや麦の葉末の春の霜 鬼貫
春霜のきびしき城の辺に出づる 木村蕪城