走馬燈もう休んでもよくないか

走馬燈はもう死語になりかけている
追っているのか追われているのか
限りなく回り続ける走馬燈
暗がりに浮き上がる灯をみていると
現世の哀しみを覚える
句意は晩年の思いである
怠惰な日常への言い訳でもしているような

走馬燈はもう死語になりかけている
追っているのか追われているのか
限りなく回り続ける走馬燈
暗がりに浮き上がる灯をみていると
現世の哀しみを覚える
句意は晩年の思いである
怠惰な日常への言い訳でもしているような
初案 2016/11/2
晩節や追ひて追はれて走馬燈
走馬灯、走馬燈(そうまとう)とは内外二重の枠を持ち、影絵が回転しながら写るように細工された灯籠(灯篭)の一種。回り灯籠とも。中国発祥で日本では江戸中期に夏の夜の娯楽として登場した。俳諧では夏の季語。