昨日、ブランドはNIPPONという本の紹介で、布とメッキの話をしたけど、信じられないエンジニアもいるかと思って、紹介する。
布にメッキをしたというよりメッキの技法を使ったというのが正確かもしれない。
NUNO カルチャー:NUNO'S YARN
石田屋<人物往来 VOL.7>
ほかにも、工業的な技法を使ったり金属繊維を使って織ったりしているものがある。
金属を使った布は導電性があるのかな?
日本の伝統工芸はあなどれない。なんとかいかせないものだろうか?
布にメッキをしたというよりメッキの技法を使ったというのが正確かもしれない。
NUNO カルチャー:NUNO'S YARN
1989 スパッタリングシリーズ:
自動車産業の特殊なメッキ技法を応用した布地
石田屋<人物往来 VOL.7>
▼なぜそういう布を作るのですか?
工芸デザインを専攻してたので、工業的な素材についての知識を持ってるということが大きいですね。鉄、陶器、木、繊維などは基礎的な素材ですから、一通り知識が身についてました。まわりの友人たちからの刺激もありました。例えば、鉄とクロムとニッケルの合金はステンレスになるんですが、吹き付けでメッキができるようになり、それをプラスティック繊維に吹き付けたら、いい布ができるぞ、とか。
ほかにも、工業的な技法を使ったり金属繊維を使って織ったりしているものがある。
金属を使った布は導電性があるのかな?
日本の伝統工芸はあなどれない。なんとかいかせないものだろうか?
2002 輪奈ビロード織りシリーズ:金属棒を織り込み、ループをつくった織物。
2000 バーナー染めシリーズ:
超極細ステンレス繊維で織り上げた布の表面を、炎で焼いて柄を出した布。
1995 塩縮シリーズ:
海水で絹織物を縮める日本の伝統的な技法を参考に、薬品によって生地を収縮させ、立体感を持たせた布地。
層雲
プリーツシリーズ:
ポリエステルの熱可塑性を生かしたプリーツ布地。
1991 錆染めシリーズ:
釘・有刺鉄線・鉄板などの錆を「刻印した」布地。
1990 金属シリーズ:
銅、ステンレスなど様々な金属糸で織り上げた布地。
ステンレス・レリーフ
棒金シリーズ:
モノフィラメント糸を芯に、アルミニウムラメのスリット糸をたすきがけに、双方を撚りあわせた糸で織った布地。