大規模なカーシェアリング実験  “チョイモビ ヨコハマ”

2014年05月12日 | Weblog
◎国土交通省の支援を受け横浜市と日産自動車株式会社が行う「チョイモビ ヨコハマ」。登録と講習でカーシェアリングに参加し運転することができます。



超小型電気自動車(EV=Electric Vehicle)の特性を生かし、環境にやさしい低炭素型の街づくりを進めるため、横浜市では、大規模なカーシェアリング(共同利用)実証実験が実施されています。

超小型EV“チョイモビ ヨコハマ”は、軽自動車よりもコンパクトな前後2人乗り「日産ニューモビリティコンセプト」(車名)。実際に乗ってみると、想像以上の安定感。視界は広く短距離移動に有効です。

アクセルを強く踏み込んで時速40キロに達すると、スピード感も十分で最高時速は80キロまで出ます。

100%電力で走行するだけに停止や徐行時は静か。加速時はモーター音がやや大きくなるが後部座席との会話は十分可能で短距離の移動については支障はありません。

小回りが利き、運転しやすく、横浜の港周辺やみなとみらい等“オシャレ”な雰囲気で運転もできます。



利用するには、会員登録後、講習を受けて専用の会員カードを受け取ります。公道を走るので自動車運転免許証が必要。

基本的に午前8時から午後8時まで利用でき、料金は1分20円。「タクシーより安く、バスより高い設定」。現在、車両70台を運用。観光や商業施設が集中する臨海地域に、貸し出しと返却用のステーションが58カ所に設置されています。



スマートフォンで最寄りの空車を探し、降車時間と場所を設定するだけで利用できます。

国土交通省が発表した05年の道路交通センサスでは、「地域における公共交通の衰退で、自動車の運転が困難な高齢者の外出機会が減少している」「都市部では、自動車による移動距離で10キロ以内が6割を占め、乗車人数は2人以下が多い」といったことが判明しています。
 
こうした調査を基に、同省は次世代の移動手段として超小型EVの導入について、13年、全国29の地域で実証実験を開始。横浜市の取り組みもその一つ。

超小型EV導入は、政府の日本再興戦略「戦略市場創造プラン」にも位置付けられており、国内自動車各社も、欧州での普及状況も見ながら超小型EVの開発を進めています。

国交省は今年度の倍の約4億円を14年度予算に盛り込み、街づくりと一体となった超小型EVの導入を重点的に支援。

環境未来都市ヨコハマ。CO2排出ゼロの環境に優しい乗り物。乗ることで環境未来都市のまちづくりに参加することにもなります。



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