◎がんによる死亡者の20%減少を目指して策定された“がん対策推進基本計画” は5年ごとに見直されることになっています。
日本のがん検診受信率は2~3割程度で、欧米は7割に比べて著しく低いものがあります。
こうしたことから、次期計画の中でも、受診率の向上に向けた取り組みが大きな課題になることは
間違いありません。
公明党の提案で実現した女性特有のガン無料クーポンで、受診率の向上効果も見られました。
次期計画でも無料クーポンのような受信鑑賞システムの開発と、肺がんに次いで2番目に多い胃がんなどの
予防検診への無料クーポンの実施も望まれます。
また、公明党は…ピロリ菌の除菌を予防検診にと提案しています。
胃がんについて、国際がん研究機関は、ヘリコバクター・ピロリ菌が発がん因子であると認定しており
肝臓がんや子宮頸がんと同様に感染症が原因であるので、バリウムによる2次予防検診と併せて、
1次予防としてピロリ菌を除菌すれば大きな効果が上がる可能性があります。
特に胃がんの死亡率が高くなる50代以降の人に対して、ピロリ菌の除菌を行うことが有効とされ…
実際に容器に息を吹き込むことでピロリ菌の有無が簡単にわかる検査もあります。
日本のがん対策は、これまで「がん後進国」と指摘されてきたので、基本計画の着実な実現が求められます。