ケンのブログ

日々の雑感や日記

七夕 一年の後半

2018年07月01日 | 日記
僕の自宅の近所のM神宮では6月30日が夏越しの払えという祭りで
この日が一年の折り返し点というイメージがある。
今日はちょっとモノレールで万博公園の前を通った。
太陽の塔が間近に見えた。
やっぱりいいな万博が懐かしいなと思う。
祖父と一緒に万博に行った日はその万博の会期中
入場者が最大という日に当たってしまって
ほとんどアトラクションをひとつも見ずに
ただ岐阜から大阪まで行って帰ってきただけだった。
たしかイワイさんというかたの運転で行った。
イワイさんはとても安全運転をしておられうように思えた。
まだ小学校2年生だった。
パーキングエリアでみんなで伸びをしたりしながら
行ったことがとても楽しく
アトラクションを見ないから残念という気持ちはみじんもなかった。
数ヵ月前にお風呂で倒れた祖父のことを
運転のかたそれにもう一人の方がとても気遣ってくださり
本当にありがたいことと子供ながらに思ってとてもそのことが
嬉しかった。
思えばあれが昭和45年でよく昭和46年の2月に祖父はなくなった。
祖父がなくなる二日前に買った本80日間世界一周は
乱丁本だった。
よく本の背表紙に乱丁 落丁はお取りかえしますと書いてあるけれど
僕のこれまでの人生で乱丁の本を買ったのはあのとき一度きりだ。
その本を買った日の夜に祖父を病院に見舞った。
祖父の左に僕、右に妹が立った。
祖父は左右の手で僕と妹の手を握り
ケンちゃんか、Nちゃんかと言って泣いた。
祖父が泣くのを見たのはあのとき一回きりだ。
まさかよく翌日になくなるとは思わなかった。
隣のまちの市民交流センターに来ると
七夕の笹をもった子が何人か浴衣を着ていた。
見ると帯の結びがリボンになっている。
茶室であのような帯の結びかたを見たことがない。
Googleで画像検索すると文庫結びと出ている。
そういう結びかたがあるのかと思った。
願い事がかないますように。
パウロの希望は絶望に終わることがないという言葉をふと思い出す。