ケンのブログ

日々の雑感や日記

栃の心休場

2018年07月14日 | 日記
ネットのニュースで栃の心休場と出ていた。
白鵬の休場を聞いたとき北の富士さんが
「さびしいねえ。話す方も張り合いがなくなっちゃうよ」というようなことを
おっしゃっていた。
僕もそう思っていたけれど栃の心まで休場でなんだか
ちょっとがっくり来てしまった。
とても最近栃の心は強くなったような気がするので
白鵬が休場したら栃の心を中心に優勝争いが展開すると思っていた。
ただ何日か前に誰との対戦だったか忘れてしまったけれど
栃の心が外四つから強引に引っ張りこんで勝った相撲があった。
先場所まで解説の舞の海さんが
「横綱、大関でもこの勝ち方はできない」とおっしゃっていたタイプの
相撲だった。
それを見た元横綱大乃国の芝田山親方は
「こういう引っ張りこむ相撲をとっていると
ひざに負担がかかって怪我につながります」と言う趣旨のことを言っていた。
それはそうだろうと僕も思っていた。
ただ一方で腰をしっかり落として本当に完璧に強いなという
相撲もあったので休場は本当に残念と思う。
昨日の相撲は待ったもあった。
立ち合い合わないのかなと思った。
立ち上がったとき栃の心はちょっと角度が高くて
踏み込みもあまくて玉鷲のぶちかましがまともに栃の心の胸に
入った感じだった。
そのぶちかましを食らって上体が起きて防戦一方だった。
回しをつかんだけれどもういっぱいいっぱいの状況で
まわしに手がかかった状態だった。
解説の方やアナウンサーはまわしにてがかかったのに惜しかったですね
という趣旨のことをおっしゃっていたけれど
あそこまでいっぱいいっぱいだといかに大魔人並みの怪力でも
いかんともしがたかったということなのだろう。
そして、玉鷲の小手投げを食ったときに栃の心の
サポーターをしている方の右膝が内側にはいって怪我をしてしまった。
本当に怖いな、厳しいなと思う。
鶴竜も立ち会いちょっと遅れて相手力士がちょっと
足を滑らしたタイミングでまともに引いて
負けてしまいそのまま休場になってしまった。
相手が足をすべらせたのでここが引くタイミングと
とっさに体が反応したのだと思うけれど
立ち会いがちょっと遅れるとすべての動きが
本人が意図しない結果を生んでしまうことが多い。
本当に相撲は立ち会いの一瞬の攻防が
勝負のかなりの部分を決めてしまう厳しい競技だとしみじみと思う。
白鵬の休場の話を聞いたときに北の富士さんが思わず
「今場所は意外な人が優勝するかも知れませんよ」とおっしゃっていた。
そのときはまだ栃の心もいるのに北の富士さん何をいっているんだ
と思っていた。
しかし、こういう展開になってみると
北の富士さん適当にしゃべっているようで
意外と核心をつかれることがあるなと思ってしまう。
今場所の初日に豪栄道が負けたときに
解説の舞の海さんが豪栄道の欠点を
長々と解説していた。
そのあとアナウンサーが北の富士さんに話をふると
北の富士さんは
「まあ、舞の海さん、豪栄道にも至らないところは多々あると
思いますが、どうか豪栄道のことを見捨てないで
長い目で見てやってくださいよ」という趣旨のことをおっしゃっていた。
あのときは北の富士さんまた面白いことをいっているなと思った。
でも栃の心の休場で本当に
今場所はどの力士を中心に見るのかその軸が
僕にとってなくなってしまったので
結果はなるようになると思って楽しみたいと思う。