ケンのブログ

日々の雑感や日記

金田元投手亡くなる

2019年10月07日 | 日記
昨日の夕方にネットのニュースフィードに
金田正一もとプロ野球投手がなくなったと出ていた。
今日の新聞の社会面も
その話題でもちきりになっている。
小学校1年生の時、つまり1969年に僕は
当時の中日球場に叔父に野球を見につれていってもらった。
中日対巨人戦。
3塁側ベンチの上あたりの内野席だった。
叔父が当時ジャイアンツのファンだったから
3塁側の席になったと思う。
試合の途中で金田投手がブルペンに投球練習に出てきたとき
叔父は僕に何度も
「ケンボウ、金田ブルペンで投げとるぞ」と言った。
もちろん僕はそういわれてブルペンを見て
だれかピッチャーが投球練習をしているというのは
子供なりにわかったけれどそれが
金田だというふうにしみじみと意識して見るということは
なかった。
思えばそれが金田の現役最後の年だったので
叔父は僕に何度も金田が投げとると言ったのかもしれない。
金田の姿はそんなに記憶になくても
叔父が何度も金田といっていたのは覚えている。
叔父は金田が好きだったのかもしれない。
とくに叔父から誰のファンとか言う話はきいたことないけれど。
ところが僕はその日の王さんのことはなぜか
かなり覚えている。
王さんはその日バックネットに当たるファールを連発していて
叔父の友達が「王はたまにバットが当たっとるけど
飛んでく方が逆や」と言っていた。
まあバックネットの方にたまが飛んで行くのだから
それは逆だなと僕も思った。
ところがそんなふうにバックネットの方に何度も
ファールしているうちにだんだんタイミングが
あってきたのかその日、王さんは
たしかホームランを2本打った。
大人になってからプロ野球の解説の人が
バックネットへのファールはタイミングがあっている証拠
というようなことを言っていて
ぼんやりとそのときの王さんのことを思い出したこともあった。
その日はちょっと早めに中日球場についたので
場末の中華料理の店にも入った。
僕は当時そういうところで外食したことが
一度もなかったので
もやしラーメンの出てくる店はこんな感じなんか
とその場末感になんだか感じ入ってしまった。
もちろん当時場末などという言葉は知らなかったけれど。

僕、正直いって金田さんの元気はつらつという感じの
パフォーマンスや発言にはそんなに興味がなくて
この年まできてしまった。

でも本当に僕の叔父の世代の人を熱狂させた人
がなくなって寂しいな
時が移っていくなと思う。
ご冥福をお祈りいたします。