ケンのブログ

日々の雑感や日記

知らなかった

2019年10月13日 | 日記
昨日は夕方に台風が伊豆半島に上陸するという
ニュースを見てよっしゃこれでもう大阪は大丈夫
とひと安心した。
そして今日新聞を見てびっくり。
多摩川が氾濫した写真が新聞に載っている。
多摩川の近くに家族がいることを忘れていた
というか昨日の時点では意識になかった。
伊豆半島の向こうは東京だと知っているはずなのに。
僕はこのようにときどきとんでもない意識の錯誤を
起こすことがある。
そういう錯誤が大きな事故につながりませんようにと思う。

午前中は隣の町の芸術文化センターで催された
お茶会に行った。
このお茶会は市民茶会としての
位置付けも持っているのでご亭主と
正客が身近な知り合いということも多い。
今日の正客はつい先頃まで市民茶会の
会長をされていた方だった。
その方はいつも着物を着ておられるけれど
今日は上はブルーのストライプのブラウス
下はモノトーンで花柄のスカートだった。
ご亭主は正客の方が洋服を着ているのを見て
「あれ、どこのお嬢さんかと思ったわ。
10才若くみえるわ」と言った。
10才若く見えるは余計だと思うけれど
知った仲だとつい出てしまうのかもしれない。
「台風が過ぎるとまだこの季節でも
結構暑いですね。今でもときどき冷房つけます」と正客が言った。
「まあ、ラグビーもやってますしね。
クライマックスも巨人、阪神やしそれはあついですわ。
もう家の殿方はテレビ二台並べて大騒ぎです」と
ご亭主は言った。
本当に大阪の女性はちょっと身内同士だと
すぐに漫才になってしまう。
僕のとなりの女性がこれは永楽ですか
といってしきりに僕に話しかけられたけれど
僕、お茶碗の知識がないのでなかなかピンとこない。
「永楽って狩野永楽ですか」と僕が言うと
「それは狩野永徳でしょう。永楽は姓です」とおっしゃった。
これはまずいことを言った。無知をひけらかしてしまった
と思ったので
「またあとで永楽で調べてみます」と言った。
あとで調べたら永楽は千家と極めて関係の深い
お茶碗を作る職人の家系というようなことが
書いてあった。
それは知らないとちょっと恥ずかしいなと思った。
お花はかぼちゃですとご亭主が言うと
この季節はカボチャがごちそうですととなりの女性が言った。
ええ、カボチャって花もごちそうなんですかと僕が言うと
ごちそうってお花がごちそうという意味ですよと女性がおっしゃった。
そうかこの年までごちそうって食べ物以外にも使うということ
しらなかったと思った。
それで辞書でご馳走を調べると
食事に限らず広い意味でのもてなしという意味のことが書いてある
そうか、しらなかったと思った。
なにげに普段ごちそうさまと言っているけれど
それはもてなしに対するお礼の言葉なんだなと思った。
もっとごちそうさまもこころして言わなければと思った。
僕は外食をしてお勘定をしたあと
ごちそうさまでしたというのが習慣になっているけれど
それはある程度自信をもって続けていい習慣なんだなと思った。

芸術文化センターのとなりのN神社は今日秋祭りで
子供連れでお参りに来ている人がなん組かいた。
こういう収穫の時期のお祭りっていいなと思う。
そういえば僕がすむ地域はもう稲刈りも終わっている。