ケンのブログ

日々の雑感や日記

脆弱な世の中

2020年10月20日 | 日記
ユーチューブを見ていたら偶然、野村克也さんがなくなったときに、落合博満さんにテレビ局が取材した映像が出てきた。

その映像の最初で野村さんが落合さんに語る場面がある。
野村さんが言う
「おれはまぐれで三冠王、落合は実力で三冠王。落合は俺の価値下げた人だから」と。

野村さんってジョークがうまいなと思う。

落合さんは三回、三冠王をとっているけれど、プロ野球の歴史で戦後初めて三冠王をとったのは僕の記憶では野村さんだと思う。

初めてというのはやはりすごい。

別に価値が落ちるわけではないのに。

落合さんへのインタビューの最後に落合さんがしみじみという。

「(野村さんは)本当に野球が好きだったんだろうね」と。

結局、その落合さんの言葉が全てなのだと思う。

もう、野球が好きで好きでしょうがない。

それが才能だし、そこに一生打ち込めるということなのだと思う。



新聞に先日、東証の取引が終日停止になったことに関して
システムのバックアップをとっていなかったことが原因の一つであったという主旨のことが書いてある。

自分は歳をとってきて、若いときにしていなかったことは歳をとってから始めても進歩に限界があると感じるようになった。

いま、社会で特に大きな組織のリーダーになるような年齢の人は若い頃からITのシステムというものを学んでいたわけではない。

そういうのを若い頃から学んでいるのは若い人に限られる。

若い人はシステムには強いかも知れなけれど、総合的な人生やビジネスに関する経験値は一般に低い。

昔と違って、年配のリーダーが知らない部分で若い人が動いている可能性が高いように思う。

そういうことが、今、社会のいろんなシステムに脆弱な面が現れやすい原因の一つなのではないかと思う。



受け取りの印鑑のいる郵便物が自宅に配達されて不在票が入っていた。

そこに書いてある電話番号に電話してオペレーターの方に隣の街の駅前郵便局に郵便物を転送してもらってそこで受け取ることにした。

自宅に特定の時間にいなければならないのは僕にとっては結構しんどいことなのでこちらから郵便局まで取りに言ったほうが気楽だと思ったから。

2日後に郵便局から電話がありオペレーターの方が僕の郵便物のID番号のみ記録して郵便物の受取人を記録していなかったので郵便の転送が2日ほど遅れると言ってきた。

2日ほどというのは少し曖昧で心配なので3日後なら確実ですかと僕が郵便局の人に尋ねたら
郵便局のネットを開いてID番号を入力したら確実にわかりますよ とおっしゃった。

それは、若い人とかいつもネットでそういう手続きをしている人にとってはそれは便利で迅速
確実な方法かもしれないけれど、そんなこと普段ネットでしない僕にとっては何をお気楽にネットで調べろなどど無責任なことを言っているんだとなってしまう。

それで、まあ心配だったら郵便局に電話で確認してから取りに行きます、と言ったら それでもいいですねとおしゃった。

ネットでの取引になれている人は電話は第二の手段なのだと思う。

しかし、ネットでの手続きをパソコンやスマホ、タブレットの画面上でしなければならない限り、若い人も50歳になるくらいの頃には自分自身もそういうことがおっくうになっていることに気づくのではないだろうか。

歳をとると確実に目は衰えるし、目が衰えるとそういうネットでの操作は、煩わしくなってくるのが必然のように思うから。

ある会社にある手続きを申し込んだら、手続きはメールとネットを使ってするようにとのことだった。(メールもネットの一部だけれど)

しかしその手続きはちょっと専門的な知識も必要なもので僕にはちょっとできそうもない。

いつもは電話でやりかたを教えてもらってネットの操作をするのだけれど、今はコロナで、コールセンターでネットのやり方を教える人が在宅勤務になってしまっている。

つまり実質的にコールセンターは休眠状態ということだ。

なので、こちらから何日の、何時に電話してくださいと言った時間に先方から電話してくれるシステムになっている。

そういうのって僕、大の苦手。

思い立ったときにこちらから電話してやり方を教えてもらうほうが遥かに気分が楽。

かかってくる電話をじっと待つのはつらい。

時間通りにかかってこないこともあるし。

もう仕方ないのでネットの手続きの得意な人に手続きを代行してもらうことにした。

しかし、コロナと言って安易にコールセンターを休眠させてしまって、その会社は大丈夫なのだろうかと顧客の立場としては不安になる。

本社の代表番号に電話して、そこで「今は電話は受け付けておりません」という自動音声が流れるとやはり、僕はなにかの無責任さを感じてしまう。

きっと若い人がITのシステムを最大限利用して、コストダウンをはかり、低価格で勝負しようという発想で始めた会社なのだろうと思う。

たぶん、コロナのようなリスクは考慮されていなかった可能性が高いと想像する。

本当に今は、基盤のもろい世の中になったものだなと思う。

その中でもなんとか無事にやっていけるようにと願っている