■現場は大変
ちょっと用事があってある役所に電話した。
「マニュアルを見ると提出すべき書類はA B C の三つです。
でも BとCは必要な場合の但し書きがしてあります。
僕の場合はBとCは必要ですか」と僕は言った。
電話に出た人はちょっと間をおいて
「そうですね 提出書類はA B Cの三つです」と言った。
ちょっとその回答に僕は疑問を感じたし、答え方がちょっとなげやりで自信なさそうだったので、「このような理由でBとCは不必要だと思うのですが」念を押した。
すると、僕と役所の方としばらく 論点のかみ合わないやり取りをした後で、
役所の方が 「ちょっと調べますのでお待ちください」と言った。
しばらく待っていると役所の方は「やはりAのみで大丈夫です。BとCは不必要です」と言った。
僕はわかりましたと電話を切ろうと思ったけれど、さすがにちょっとこれはと思ったので
「役所の人にこんなこと言っていいのかどうかわかりませんが、最初、あなたがおっしゃったように、A B C全部そろえようと思ったら、僕は大変な目をするところでした。
もう少し、質問の内容を把握してから答えてください」と言った。
すると役所の人は「不慣れで申し訳ありませんでした」とおっしゃって電話を切った。
その、お詫びの仕方をきいて、僕は、“”ああ、電話に出たのは役所と言っても、正規の公務員というよりは非正規の職員の方なのだろうな“”となんとなく思った。
僕も、勤めているときは、パートの人と横並びで仕事をすることが多かったので、そのあたりのことはなんとなく直観的にわかるような気がする。
別の用件で 役所に今度は直接出向いた。
窓口で用件を言うと係の人は「それは、Mという役所に請求する必要があります」と言った。
「じゃあ、Mという役所に電話したらいいですね」と僕は言った。
「電話してもだめですよ。電話で書類の請求はできません。ここに用紙がありますから、これに記入してMという役所に送るか持参するかしてください」と係の人は言った。
僕が電話すると言ったのは、電話で請求するという意味ではなく、電話で請求の方法を問い合わせるという意味だったのに、、、、と感じつつも、まあそれは僕の言葉足らずだったと思った。
それで、係の人に用紙の書き方の説明を受けて、書くことにした。
書いたものをまたカウンターにもっていってチェックしてもらった方が間違いの可能性が減るだろうと思った。
それで、カウンターに行って、先ほどの係の方は別の対応をしていたのでもう一人の係の方にチェックをお願いした。
その係の方は、奥の方の上司の席に書類を見せに行って戻ってきて僕に言った。
「ここ 12-304になってますが12番地○○マンション304に改めてください。もう一枚用紙渡しますので、今、書き直しますか」と。
僕は、長年、自分も仕事してきて、簡易な申込書では、12-304でもそれで郵便が届けば業務にさしさわりなはいとわかっているので、係の人にこういった。
「文字校正レベルのことを質問したわけではないんです。このチェックの入れ方で、必要な書類が手に入るか、そこにポイントを置いてみてほしいんです」と。
「チェックの入れ方は、個々のケースによって違うので、一概に言えません。Mという役所に問い合わせてください」と係の人は言った。
「では、個々のケースということはとりあえず置いといて、一般的には、このチェックの入れ方だと大丈夫な場合が多いですか」と僕は質問の仕方を改めた。
すると係の方は「そうですね。これで大丈夫な場合が多いです」と言った。
まあ、それで一件落着ということになった。
けれど、なんだか心配になってきたので自動車に戻ってからMという役所にも電話して確認した。
結局Mにも電話することになったやん と思った。
ただ、お役所に行って、こんな心もとない対応でいいのだろうかと心配になり、家に帰って、地方公務員を取り巻く問題を、いろいろ検索ワードを組み合わせて調べてみた。
すると、やはり、小泉内閣くらいからの行政改革の流れで、地方公務員の数は減っていて、仕事が回らなくなっている現場がある。
非正規の職員も5割を超えている職場はざらにある。
業務の民間委託も増えた。
公務員の勤務評価が民間と同じように、成果主義になっているので、公務員は全体の奉仕者という日本国憲法の理念を忘れて、上司の方を向きながら仕事をする人が増えた。
などの、問題点を書いたサイトがいくつか出てきた。
確かに、自信のないことを調べずに生返事してしまうのは、電話を中断して、調べていると、職務知識がないということが周りや上司にわかるから ということもあるかもしれないと思った。
どれだけ待たせるんやという市民もいるかもしれないし。
でも、やはり、お役所は、社会の中心。
例えば、今の再生可能エネルギーのことなどでも、まず、お役所が旗を振って民間がそれに連動して動いている。
公務員の質がややもすると低下しているというのは、みんなで考えなければならない問題だと感じた。
■空と君のあいだに
中島みゆきさんの「空と君のあいだに」をカラオケJOYSOUNDの音源で歌いICレコーダーで簡易に録音したものをアップします。
聴いていただけるとうれしいです。
歌詞の中で
「君を泣かせたあいつの正体を僕は知ってた
憎むことで いつまでも あいつに しばられないで」という言葉が僕にとっては最も印象的です。
結局、憎んでいると、その憎しみという感情に憎んでいる自分がしばられることになる
憎しみという感情に憎む側が苦しむことになる という事実に気づかされることになります。
そのことを思うとき僕は八王源先生にかけてもらったこのような言葉を思い出します。
「この道にうらみはないの。今はうらんでいる人に向かって いつか 手を合わせて拝む日がくるよ」と。
↓中島みゆきさんの「空と君のあいだに」をカラオケJOYSOUNDの音源で歌いました。
ちょっと用事があってある役所に電話した。
「マニュアルを見ると提出すべき書類はA B C の三つです。
でも BとCは必要な場合の但し書きがしてあります。
僕の場合はBとCは必要ですか」と僕は言った。
電話に出た人はちょっと間をおいて
「そうですね 提出書類はA B Cの三つです」と言った。
ちょっとその回答に僕は疑問を感じたし、答え方がちょっとなげやりで自信なさそうだったので、「このような理由でBとCは不必要だと思うのですが」念を押した。
すると、僕と役所の方としばらく 論点のかみ合わないやり取りをした後で、
役所の方が 「ちょっと調べますのでお待ちください」と言った。
しばらく待っていると役所の方は「やはりAのみで大丈夫です。BとCは不必要です」と言った。
僕はわかりましたと電話を切ろうと思ったけれど、さすがにちょっとこれはと思ったので
「役所の人にこんなこと言っていいのかどうかわかりませんが、最初、あなたがおっしゃったように、A B C全部そろえようと思ったら、僕は大変な目をするところでした。
もう少し、質問の内容を把握してから答えてください」と言った。
すると役所の人は「不慣れで申し訳ありませんでした」とおっしゃって電話を切った。
その、お詫びの仕方をきいて、僕は、“”ああ、電話に出たのは役所と言っても、正規の公務員というよりは非正規の職員の方なのだろうな“”となんとなく思った。
僕も、勤めているときは、パートの人と横並びで仕事をすることが多かったので、そのあたりのことはなんとなく直観的にわかるような気がする。
別の用件で 役所に今度は直接出向いた。
窓口で用件を言うと係の人は「それは、Mという役所に請求する必要があります」と言った。
「じゃあ、Mという役所に電話したらいいですね」と僕は言った。
「電話してもだめですよ。電話で書類の請求はできません。ここに用紙がありますから、これに記入してMという役所に送るか持参するかしてください」と係の人は言った。
僕が電話すると言ったのは、電話で請求するという意味ではなく、電話で請求の方法を問い合わせるという意味だったのに、、、、と感じつつも、まあそれは僕の言葉足らずだったと思った。
それで、係の人に用紙の書き方の説明を受けて、書くことにした。
書いたものをまたカウンターにもっていってチェックしてもらった方が間違いの可能性が減るだろうと思った。
それで、カウンターに行って、先ほどの係の方は別の対応をしていたのでもう一人の係の方にチェックをお願いした。
その係の方は、奥の方の上司の席に書類を見せに行って戻ってきて僕に言った。
「ここ 12-304になってますが12番地○○マンション304に改めてください。もう一枚用紙渡しますので、今、書き直しますか」と。
僕は、長年、自分も仕事してきて、簡易な申込書では、12-304でもそれで郵便が届けば業務にさしさわりなはいとわかっているので、係の人にこういった。
「文字校正レベルのことを質問したわけではないんです。このチェックの入れ方で、必要な書類が手に入るか、そこにポイントを置いてみてほしいんです」と。
「チェックの入れ方は、個々のケースによって違うので、一概に言えません。Mという役所に問い合わせてください」と係の人は言った。
「では、個々のケースということはとりあえず置いといて、一般的には、このチェックの入れ方だと大丈夫な場合が多いですか」と僕は質問の仕方を改めた。
すると係の方は「そうですね。これで大丈夫な場合が多いです」と言った。
まあ、それで一件落着ということになった。
けれど、なんだか心配になってきたので自動車に戻ってからMという役所にも電話して確認した。
結局Mにも電話することになったやん と思った。
ただ、お役所に行って、こんな心もとない対応でいいのだろうかと心配になり、家に帰って、地方公務員を取り巻く問題を、いろいろ検索ワードを組み合わせて調べてみた。
すると、やはり、小泉内閣くらいからの行政改革の流れで、地方公務員の数は減っていて、仕事が回らなくなっている現場がある。
非正規の職員も5割を超えている職場はざらにある。
業務の民間委託も増えた。
公務員の勤務評価が民間と同じように、成果主義になっているので、公務員は全体の奉仕者という日本国憲法の理念を忘れて、上司の方を向きながら仕事をする人が増えた。
などの、問題点を書いたサイトがいくつか出てきた。
確かに、自信のないことを調べずに生返事してしまうのは、電話を中断して、調べていると、職務知識がないということが周りや上司にわかるから ということもあるかもしれないと思った。
どれだけ待たせるんやという市民もいるかもしれないし。
でも、やはり、お役所は、社会の中心。
例えば、今の再生可能エネルギーのことなどでも、まず、お役所が旗を振って民間がそれに連動して動いている。
公務員の質がややもすると低下しているというのは、みんなで考えなければならない問題だと感じた。
■空と君のあいだに
中島みゆきさんの「空と君のあいだに」をカラオケJOYSOUNDの音源で歌いICレコーダーで簡易に録音したものをアップします。
聴いていただけるとうれしいです。
歌詞の中で
「君を泣かせたあいつの正体を僕は知ってた
憎むことで いつまでも あいつに しばられないで」という言葉が僕にとっては最も印象的です。
結局、憎んでいると、その憎しみという感情に憎んでいる自分がしばられることになる
憎しみという感情に憎む側が苦しむことになる という事実に気づかされることになります。
そのことを思うとき僕は八王源先生にかけてもらったこのような言葉を思い出します。
「この道にうらみはないの。今はうらんでいる人に向かって いつか 手を合わせて拝む日がくるよ」と。
↓中島みゆきさんの「空と君のあいだに」をカラオケJOYSOUNDの音源で歌いました。