ケンのブログ

日々の雑感や日記

野村克也さんなくなる

2020年02月11日 | 日記
ネットのニュース速報で野村克也さんが亡くなられたと知った。やっぱり寂しいなと思う。の野村さんの現役時代僕は岐阜県の田舎で過ごしていた。

当時の岐阜県でプロ野球といえば全国ネットで巨人戦、名古屋ローカルで中日戦がテレビで見られたただけだった。

また当時はプロ野球ニュースのように試合のいいところをダイジェストで編集して流すような番組もなかったので僕は現役時代の野村さんのことはほとんど覚えていない。

もし野村さんが巨人か中日の選手だったら覚えていたかもしれないけれど。あるいはセリーグの選手だったら。当時は本当に地方に住んでいるものがパ・リーグの試合を映像で見るのは稀有な時代だった。

阪急ブレーブスは僕が子供の頃よく日本シリーズに出てきたからテレビでやる巨人の対戦相手の選手として山田久志投手、福本豊選手などは覚えているけれど野村さんがいた南海ホークスは僕が子供の頃はその日本シリーズにもそんなに出てこなかったし、、、。

だから、野村さんのことを意識して見るようになったのは引退後のことだ。

スター選手が通算2000本安打を記録したり通算400号本塁打を記録したりあるいは通算1000打点を上げたりした翌日に新聞には日本の通算打撃記録ランキングが載ることが多い。

それを見て僕は野村さんに注目するようになった。

通算本塁打も、通算打点も、通算安打も全部日本で2位。すごいなと思った。

ちなみにちょっとネットでパッと拾った記録を並べてみると通算本塁打は一位が王貞治さんの868本、二位が野村克也さんの657本、通算安打は一位が張本勲さんの3085本、二位が野村克也さんの2901安打、通算打点は一位が王貞治さんの2170 二位が野村克也さんの1988打点。

打撃三部門の通算記録でそろいもそろって全部二位。すごいことだなとしみじみと思う。

でも野球の記録にそんなに興味のない人はほとんどそれを知ることない。全部一位の王貞治さん、張本勲さんの影にかすんでしまっている。日本で二番目に高い山、北岳のことを知る人がそんなにいないのと同様に、、、。

野村さんが自分のことをかすみ草に例えた談話が残っていると言うけれど本当にかすみ草だなと思う。日本のスーパーコンピューターが世界で一番の技術を目指すと言っていたときに国会の委員会かなんかで「二位ではだめなんですか」と発言して物議を醸した国会議員がいたけれど二位では浮かばれないなとしみじみと思う。

しかしこれだけの実績があればそれは野球の世界では恐れ多い方なのだと思う。

さて、野村さんのことで一番印象に残っていることと考えたのだけれど、1996年の日本シリーズでバッター松井秀喜の場面でパ・リーグの仰木監督がピッチャー イチローをマウンドに送ったことがある。

このとき野村さんが出てきてバッターボックスの傍らでしばらく松井秀喜選手とぶつぶつ喋っていた。そして野村さんは松井選手に代えてやヤクルトの高津臣吾投手を打席に送った。

それは普段は外野を守っているイチローをピッチャーとして松井選手にぶつけたらいろんな意味で松井選手に失礼という気持ちが野村さんにはあったのだろうと思う。

あのときはオールスターなんだから硬いことは言わずにイチローと松井の対戦を実現したらいいじゃないかという声も少なからずあった。僕にもそういう思いは少なからずあった。しかし、それでもあそこで手堅く高津投手を代打に送ったのはまさに野村さんのプリンシプルだなと僕は思った。

いま野村さんがなくなったという事実に遭遇してあの96年のオールスターのバッター交代を思い出してみると、ピッチャーイチローというときに野村さんがそこにからんでいるというのは日本のプロ野球の歴史にとっては良かったのではないかと思う。

まさにそこにからむにふさわしい役柄の人だし、その絡み方には野村さんのプリンシプルも見事に現れている。

あそこで素直にイチロー、松井の対戦が実現していたらその場面での野村さんの存在感はかすんでしまったとおもう。ここでもかすみ草ということで、、、。

でも、あの場面で野村さんは自分のプリンシプルを貫くという形でちゃんと主要な登場人物の一人になってくれている。まさに野村さんらしいことだなと思う。

野球の試合での選手交代って一瞬の判断だけれどそこに野村さんのプリンシプルという形で事実が残る。結局、一瞬の出来事でもその人にふさわしい事実が残るし、天のはからいというのはそういうもなのだなと思う。

3年ほど前に野村さんの妻、野村沙知代さんがなくなったニュースが流れたときに僕の母から電話がかかってきて
「野村克也さんのインタビュー、テレビで見たけど、本当に奥さんをなくしてあんなに呆然としている人の顔見たことないわ。よほどショックやったんやね」と母は言っていた。

本当にきっとそうだったのだろうと思う。天国でまずは奥さんとごゆっくりと祈りたい。

96年オールスター野村克也監督の出番です。↓



白酒召されたか

2020年02月10日 | 日記
スーパーマーケットでは数日前からうれしいひなまつりという童謡がBGMで流れている。ちょっと耳をすますと、「少し白酒召されたか 赤いお顔の右大臣」という歌詞が聞き取れた。現代語に訳すと「すこし白酒をお飲みになったのだろうか 赤いお顔の右大臣であることよ」ということになろうか。お酒を召すって美しい言葉の響きだなと思う。白酒という言葉もなんとも風情があるし、、、。

コロナウイルスの感染拡大

2020年02月09日 | 日記
コロナウイルスによる新型肺炎の流行で北京の駅にはほとんど人がいない。その写真が僕がとっている新聞に掲載されている。本当に鉄道のストライキが予告どおりあった日のように駅には人がいない。
普通なら旧正月明けで人が戻ってきて駅は賑わっているという。不遜な話かもしれないけれど僕はこういうときの駅が割と好きだったりする。


昔、村上春樹さんがストライキの日は好きだった。というようなことをエッセイに書いておられた。

僕もそんなところがある。いつもとは違った風景って心惹かれるものがある。いつかロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団が来日したとき台風が大阪に襲来した。

チケットを買いそびれていた僕は、こんな日ならキャンセルのチケットも出るだろうし当日券はかなりの確率でゲットできるかもと思ってフェスティバルホールに行ったら台風による交通機関の乱れをコンサートの主催者が予測してコンサートそのものが中止になっていた。

コンサート当日なのにひっそりとしたフェスティバルホール。それはこんな台風の日ならコンサートは中止になるだろう。コンサートに台風で来られなかった人のクレームが出ることは必至だから。

じぶんのアホさ加減にあきれつつもコンサート当日なのに人がほとんどいないフェスティバルホールの風景はなんだか僕にはなんとも言えず魅力的なものに思えた。

そこにロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団のポスターがいっぱい貼ってあり照明もこうこうとついているのに人がほとんどいないフェスティバルホールはなんか僕にとっては思い出の光景の一つだ。

そのフェスティバルホールも今は新しく建て替えられたけれど、昔のホールも懐かしいなと思う

コロナウイルスを侮ってはいけないと思うけれど過度におそれるのもまた良くないようにも思う。
いつか征さんというかたが東北で震災があったとき、放射能何ミリシーベルトという情報にパニックになって遠くの地方まで逃げていく方がいるけれど、そんな人がスマホを肌身はなさず持っているのはわけがわからないという趣旨のことをなにかに書いておられた。

実際にあのときは九州あたりまで逃げていって、そこで行き場もなくかえって危険な目にあった人もいたわけだし、、、。

スマホの電磁波に敏感な征さんらしい話だと思う。

つい数日前もアメリカでは銃乱射事件があると銃の問題が話題になるけれど、銃で自殺する人は銃乱射事件で死ぬ人と比較にならないほど多いということがある記事に書いてあった。

今日、お茶会に行ったら茶道具屋の奥さんがコロナウイルスでみんな気をつけるから今年はインフルエンザにかかるひとが少ないらしいと言っていた。ありがちな話だと思う。

こういうときに旅行などの判断はどうしたらいいのかとネットでいろいろ検索をかけてみると旅行保険の宣伝サイトばかり出てくる。

ネットに情報を頼る時代の危うさを見る思いがする。

こういうときの情報は僕は関係省庁、つまり厚生労働省とか外務省とかそういうところのものを一番信頼するというか重視するべきなのだと思う。

征さんの情報収集の仕方も関係省庁にあたるというものだったなと思い出す。

針供養の日

2020年02月08日 | 日記
2月8日。もう2月も一週間以上たったのかと思う。二十年以上前に会社の昼休みにお弁当を食べるときに一緒になった人に「誕生日いつですか」と聞いたら「2月8日。針供養の日です」という答えが返ってきた。

それで今日は針供養の日と覚えている。当時二十代だったその人は今は50歳超えていると思う。本当に早いなと思う。

2月8日に針供養の日という言葉を添えてくれたのでいつまでも記憶に残ることになった。言葉って不思議だなと思う。

針供養ってなんの日と調べてみると要するに針を供養する日と書いてある。8は漢字文化圏では末広がりで縁起がいいからそういう日が縁日になっていると思う。

金光さんは日柄ということにこだわるよりも今の時代に当てはめて言えば天気予報を見て晴れる日に建前をするとかそういうふうに決めていったほうが現実的にはうまくいく。日柄を気にしても大安吉日を建前の日にしてその日に雨が降ったらいろいろ難儀なことが増えてなんにもならないという意味のことを言っておられる。

それは、そのとおりだなと思う。それにしても日差しはだんだん春になっていくなと思う。

日本の新型ウイルス感染者数、中国について世界で二位に

2020年02月07日 | 日記
クルーズ船に乗っていて新型コロナウイルスに感染した人がさらに41人出て日本は中国についで2番目に感染者の多い国になったというニュースが出ている。

けっこう大変なことになったなと思う。ニュースサイトを見ていると今のところ特に感染していない人もクルーズ船で待機という形になっているという。国から14日間は船内にとどまってほしいからという要請が出ているからだという。

これに対して外国人の乗船客の方から衛生状態の悪い船内に閉じ込めるなんてというクレームが出ていて外国の報道機関もそのような考え方を支持する論調の記事も出していると言うようなことがニュースサイトに書いてあった。

本当にこのようなときに船内に閉じ込められるのはお気の毒と思う。しかし、もし自由に船を離れていいということになれば感染ルートの追跡がうやむやになり全体的なことを考えればより危険がますようにも思う。

こういうとき乗客が日本人だけだとこういうクレームはあまり表に出ないケースが多いように思う。私達はこういうときに割と我慢強くて全体のことを考える国民であるように思うから。

しかし外国の方がからむと問題はえてしてこうなるなと感じる。これは国による意識の違いなので外国の方がわるいというつもりは毛頭ないのだけれど、、、。ただ、こういう機会に国民性というものは表に出るものだな感じる。

もちろん知らない国の船内に閉じ込められる不安はちょっと想像のつかないものだと思うけれど。家族が外国で船に閉じ込められたときのことを想像すればそれはわかる。まあ、いろんな考えのバランスの中で妥当な道を選べばいいのだと思う。難しい問題ではあるけれど。全員に納得の行く答えなどないのだから、、、。

牛丼チェーンに入ったらたまたまその時間は20才前後とおぼしき女の子二人で回していた。大半が男の客の店で券売機の管理も含めてここのバイトはいろんなことをしなければならない。大変なバイトだと思うけれどたくましくていいなとも思う。というよりもこういうバイトも今は男よりも女性のほうがうまくこなしている場合が多いように思う。

本当に男には受難の時代になったような気もする。男が受難になれば結果として女も受難かもしれないけれど、、、。