母子草(ははこぐさ)
どこまでも日ざしやわらか母子草 西宮 舞
父子草(ちちこぐさ)
たまさかに子と野に出れば父子草 轡田 進
黄色いお花をつけた母子草
それに比べて、なんとも地味な父子草
やっぱりお父さんは縁の下の力持ち!
見てくれじゃない!
中身で勝負!
でも、誰がこの名を付けたやら
母子草 中桐 雅夫
四つの子供が、四つの広島の女の子が
「もっと生きていたかった」といって死んだ、
そんなことがあっていいものか、
子供の細いのどをこんな言葉が通っていったとはー
だれが殺した、なにが殺したかはいえぬ、
だが、その死に責任をとる者がいないとは、
哀れな死だ、ひとしお悲しい死だ、
しかもまだ小学校へもいかぬ子供なのにー
だれでも経験があるだろう、運動会で
子供たちが懸命に走っているのをみると
眼がうるむのだ、自分の子でもないのに、
ビリの子供の力走には涙がでてくるのだ。
夏の道端に母子草の小さい黄色い花が咲く、
四つの娘と、娘を非命に死なせた母親をだれが忘れよう。
今度、道端でこの母子草見つけたら、少しだけ、この詩、思い出してください。
母子草、春の七草の一つのごぎょうです。
さあ、明日もう1日仕事に行けば、又お休み。
がんばろ~っと。
今日の私の小さな幸せ
カープ、4連勝でストップ。
でも明日は大竹?
楽しみだわ~。