小さな幸せ

小さな幸せの見つけ方感じ方の達人をめざして!

無芸は悲しい

2008-12-03 23:00:13 | 読書

 

今日は、老建施設へのボランティア。

 

いつも紙芝居を借りる県立図書館が資料整備などで、休館。

あっちゃ~紙芝居が借りられない。

 

こういう時、「だんだん」の二人みたいに歌えるといいのですが、芸がないと大変です。

マジックができたり、踊れたりすると受けるんですけどね。

やっぱり私は、読むしかできないわ。

 

そこで、家にある本から、ちょっといい話を探しました。

 

 

長寿ラジオ番組

「七円の唄」

が本になっています。

 

その本の中から「いい話」を探して、ページをめくっていたら、永六輔さんがこんなことを書いていました。

 

ふふふと笑うのは

ちょっと

うれしいから。

「とてもうれしい」

「たいそううれしい」

「すごくうれしい」。

いろいろな「うれしい」がありますけれども、

「ちょっと」

と言っているところが、<七円の唄>なんですね。

 

「ちょっと」

というのは別の言い方で言うと

「小さな」

といううれしさ。

小さいことのよさというのは、小さいから見つかりにくい、

見つかりにくいものを見つける、

感じにくいものを感じる。

そこの

「ちょっと」

だと思うんですね。

そうすると

「ちょっとうれしい」

ということの

「ちょっと」

を大事にできる人というのは、いつもうれしくて、いつも楽しくて、逆にその

「ちょっと」

が見つからない人にしてみると、いつも憂鬱で、いつも腹立たしかったり何かするんじゃないかと思います。

ということは、本当にちょっとしたことを感じられる受信機、アンテナが優秀なんですね。

 

僕がちょっとうれしいと思う。

そうすると、あなたもちょっとうれしいと思う。

つまり価値観が同じ。

 

私、お返事のコメントでよく

ふふふ・・・

ははは・・・

ぎゃはは・・・

と、書きます。

これって、私の大事な感情表現のアイテムです。

 

日常生活の中に、ちょっとうれしいこと、沢山感じられたらいいですね~。

 

今日の私の小さな幸せ

 

FNS歌謡祭、矢島美容室を観てから、飽きたのでチャンネルを変えると

久米宏の

「テレビってやつは!!」

っていうのをやっていました。

やっぱり、久米さん、面白い。

まあ、今夜のゲストが田中真紀子さんだったということもあったのですが。

姜尚中さんの声がいい。

来週のゲストは、

瀬戸内寂聴さんとYOUさん。

これは忘れずに観なくては。

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悪人

2008-12-03 00:08:24 | 読書

 

エッセイばかりで、小説を読まずじまいで終わりそうだった今年。

ここにきて、読みました、この一冊。

 

吉田修一著

 

「悪人」

 

朝日新聞の夕刊に連載されていたそうです。

我が家、朝日なのですが、夕刊をとってないので、知りませんでした。

夕刊と言えば、鹿児島の南日本新聞社、夕刊を休刊するそうです。

採算がとれないとか。

不景気だし、最新のニュースはネットで知ることができますからね。

でも、やっぱり新聞には新聞のよさがありますけどね~。

 

話がそれました。

 

この本、420ページ。

手に取ると、結構厚い。

でも、読み飛ばすこともなく、一気に読み終えました。

吉田修一さんって長崎出身。

 

舞台は、長崎、佐賀、福岡。

会話はすべて、方言。

 

ハッピーエンド好きな私。

だんだん感情移入していく青年は、殺人犯。

ハッピーエンドはあり得ないんですね。

それでも最後まで、読めたのは、

青年を育てた祖母の気丈さ。

殺された女性の父親の再生があったからです。

 

 

前半は、サスペンス。

後半は、純愛。

 

泣けます。

 

読み終えて、じゃあ誰が

「悪人」?

と、自問自答。

「・・・・・・」

 

お正月にでも、ゆっくり読んでみてください。

おすすめです。

 

今日の私の小さな幸せ

 

「誰も知らない泣ける歌」

で、西田敏行とタメはれるくらい泣いたわ~。

コメント (6)
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