稲葉の猿子

今日は「白露」

 

 

夜が長くなり、温度もさがるので、露ができやすくなります。

「稲葉の猿子」ってご存知ですか？

稲の穂がふくらんでくる今頃の時期の日暮れ時。

稲の葉一面にに小さな霜がびっしりと降ります。

すると間もなく、スルスルと露が葉にそって、おもしろいようにのぼり始まるそうです。

そして、水玉が大きくなってのぼりつめてとまります。

その速度は３秒で１０センチくらい。

これは隣同士の小さい露が合体して一つになり、また次の露と一緒になることを繰り返して起きるんですね。

葉の上にのぼっていくのは稲の葉のギザギザが上向きになっているからだろうと推定されています。

この現象を「サルコ」と呼ぶ地方があるそうです。
スルスルとのぼる様子を猿の子に見立てて。

そこでは「サルコを見たら、家に帰れ」と言われているそうです。

もう日が暮れるよ、早く家に帰りなさいよ！！と若い女性を戒めた言い伝えだそうです。

このサルコ現象ごらんになったことありますか？
私は田舎に育ったのですが、見たことがありません。

高校科学研究クラブのアンケート調査で

この現象をみた人は５％。

聞いた人は２３％

残りは知らない。

だったそうです。

やはり科学研究クラブに入っているような生徒は、なんでも注意深く見る習慣がついているのでしょうね。

この前の烏瓜の指きりもこのサルコ現象も、知るとおもしろいですね。

もし、夕方の散歩の時に、稲穂をみかけたら、葉に降りた露も見てください。

でももし見かけたら、すぐに家に帰ってくださいね。
「サルコを見たら家に帰れ」ですから。

倉嶋厚著「季節ほのぼの事典」参照

今日の私の小さな幸せ

栗をいただきました。

明日は栗ご飯だ～。

今夜の阪神、巨人戦もおもしろかったですね。
でも、勝ったほうは気持ちがいいでしょうが、負けたほうは悔しくて眠れませんね。

あ～どちらの思いでもいいからしてみたい・・・。