「あすかちゃん! 」
私の名前を呼んで、イヤホンを外すと、少し前かがみになってた背を伸ばして手を振る。
黒いマスクをつけてても、素敵な笑顔だって分かってしまう。
けど、制服とジャージ以外の彼女って観たことないな。
「ごめん。待った? 」
「私も、着いたところです。」
「日本語、またうまくなったんじゃない。私よりぜんぜんうまく話すじゃん。」
「ありがとうございます。努力のたまものですかね。」
「賜物って。私達だってそんな言葉使わないよ。日本人より日本人だわ。」.
「ありがとうございます。」
「それより、寒くない? あそこのサイゼ入ろうよ。驕るから。」
「そんな。悪いですよ。割り勘で、マックにしませんか? 」
「遠慮するなよ。私もソフィアにあえてうれしいんだからさ。」
「ホントですか! うれしい。」
「寒いから、行こう! 」
即決すると、駅前ビルの「サイゼ」へ向けて歩く。二人で会うときは先輩後輩というより、姉妹のようで、私の事を「あすかちゃん」と呼ぶ。そして、歩いているときは必ず左側にいて、私の腕に腕を絡ませてくる。
最初は戸惑ったけど、中2の時にフランスから移住してきたらしいし、フランスじゃそれが普通なんだろうから、まあいいかと思ってる。
けど、二人して長身で、一方はジャージにランニングシューズ、一方は黒いキャップを目深にかぶり、ミリタリージャケットとストレートのダメージデニムにコンバースのスニーカーという、まったく女子力を感じさせない女子が、腕を組んで街を歩いていると目立ってしまうらしく、いつも、二度見する人がいる。
まぁ、気にしないけど。
私の名前を呼んで、イヤホンを外すと、少し前かがみになってた背を伸ばして手を振る。
黒いマスクをつけてても、素敵な笑顔だって分かってしまう。
けど、制服とジャージ以外の彼女って観たことないな。
「ごめん。待った? 」
「私も、着いたところです。」
「日本語、またうまくなったんじゃない。私よりぜんぜんうまく話すじゃん。」
「ありがとうございます。努力のたまものですかね。」
「賜物って。私達だってそんな言葉使わないよ。日本人より日本人だわ。」.
「ありがとうございます。」
「それより、寒くない? あそこのサイゼ入ろうよ。驕るから。」
「そんな。悪いですよ。割り勘で、マックにしませんか? 」
「遠慮するなよ。私もソフィアにあえてうれしいんだからさ。」
「ホントですか! うれしい。」
「寒いから、行こう! 」
即決すると、駅前ビルの「サイゼ」へ向けて歩く。二人で会うときは先輩後輩というより、姉妹のようで、私の事を「あすかちゃん」と呼ぶ。そして、歩いているときは必ず左側にいて、私の腕に腕を絡ませてくる。
最初は戸惑ったけど、中2の時にフランスから移住してきたらしいし、フランスじゃそれが普通なんだろうから、まあいいかと思ってる。
けど、二人して長身で、一方はジャージにランニングシューズ、一方は黒いキャップを目深にかぶり、ミリタリージャケットとストレートのダメージデニムにコンバースのスニーカーという、まったく女子力を感じさせない女子が、腕を組んで街を歩いていると目立ってしまうらしく、いつも、二度見する人がいる。
まぁ、気にしないけど。