かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

オソマツ君はまだ生きていた。

2015-09-09 | 気ままなる日々の記録

在職中ある会に所属していて、確か退職時に「終身会費」を徴収されていた関係からその会の名簿が今頃送られてきた。

 もう、それほどの感慨も無くなっていたが、一応最初から開いて自分の名前を探した。しかし、アイウエオ順に出ているはずなのに、オソマツ君の名前がない。もう一度探したがやはりありません。おかしいなと思いよく見てみたら名簿の最初の章は物故者の部で、オソマツ君はまだ、生きているので載っていないのだった。

 そうとわかったとき、「そうか、俺はまだ生きているのか」、と改めて感慨無量になって、次の章のところを探してみたらチャント載っていて声をあげて一人笑いをしました。

 そしてそれ以後「俺は未だ生きているのか」が口癖になった。

 その名簿の最後には、その会の事務局宛のハガキは刷り込まれていた。そこで、家内に「俺が死んだら忘れずにこのハガキに「死んだ」と書いて投函してくれよ」と頼んでおいた。これを忘れると、今度はあの世でこの名簿を見て、「俺は死んだはずなんだが、まだ死んでいない」と、大騒ぎすることになりそうだからだ。(T)