鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第822回】 経営者の姿勢

2013年04月01日 | 住宅コンサルタントとして
これまで、いろんなタイプの経営者の方と
お付き合いをさせていただいたり、もしくはお目にかかる機会をいただいてきました。

そんな中でつくづく思うのは、経営者としての仕事を忘れ、働かなくなった社長の会社、
社長が本業を忘れ、コンサル業や講演家、投資家のような仕事にはまってしまった会社は、
最終的に事業継続が出来なくなる(すなわち、倒産する)ということです。

住宅や不動産業界には、勘違いしがちな経営者も結構多くて、
ゴルフやお酒、更には投資にハマる人がいますが、
私が知っている限り、みんな潰れていきました。

もともと起業した際は非常に勉強熱心で、
いろんな会社の見学に積極的に参加したり、いろんな本を読んだりしていた。
ゴルフや夜の街にハマっている同業者の社長のようになりたくない、と言っていた。

でも、商売が順調に推移し、優秀なスタッフも入ってきて、
自分があれこれ指示しなくとも会社がある程度回るようになってくると、
だんだんとゴルフにハマり、飲みにハマって、結局は

「こういう経営者にはなりたくない」

と自分が言っていた経営者のように自分がなっている・・・。

こういうことが起こらないようにするためには、
常に「自分なんてまだまだだ」と思う謙虚さが必要だと個人的に思っています。

何度かこのブログの中で書いていますが、私が個人的に素晴らしいと思う経営者は、
本当に本業に専念し、経営者としての仕事を本当にされています。

もちろん、遊ぶ時は遊ばれますが、肝心な部分は絶対にはずさないのです。

経営者とは、従業員さんとその家族、それから取引業者様とその家族の人生を背負っているから、
会社を絶対に存続させないといけないのです。

そのために、とにかく地に足をつけて、コツコツと働く必要があるのです。

経営者の仕事への姿勢が、その企業の将来を映している、と思います。

私自身も、地に足をつけて、お仕事に真剣に向き合っていこうと思います。
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